フォト_ギャラリー

2020年03月17日 [ 第539回 ]

 ハイタカ,ベニマシコ,アカゲラ

 

 

 ハイタカ(雌タイプ) Eurasian Sparrowhawk Accipiter nisus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄32.0cm 雌39.0cm

 翼開長:60.0〜79.0cm

 分布:本州以北で留鳥または冬鳥。

 生息環境:森林、農耕地。

 食性:鳥類、小型哺乳類など。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第529回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2020年3月12日

 撮影時間:08時42分07秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2020年3月12日

 撮影時間:08時42分09秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ベニマシコ(雌タイプ) Long-tailed Rosefinch Uragus sibiricus

 分類:スズメ目 アトリ科

 全長:15.0cm

 翼開長:21.0cm

 分布:北海道で繁殖。本州以南で冬鳥。

 生息環境:平地〜山地の草原、林など。

 食性:木の実、種子、昆虫など。

 フォトギャラリー:第538回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2020年3月12日

 撮影時間:09時13分18秒

 シャッタースピード:1/2500秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 アカゲラ(雌) Great Spotted Woodpecker Dendrocopos major hondoensis

 分類:キツツキ目 キツツキ科

 全長:24.0cm

 翼開長:38.5cm

 分布:九州以北で留鳥。

 生息環境:平地〜山地の林。

 食性:昆虫、幼虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第533回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2020年3月6日

 撮影時間:15時18分04秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 ハイタカを撮った朝は家の近所の里山を歩いていた。 視界に野鳥が2羽入って来たので何かなと思 って見るとタカがツグミ大の獲物を追い掛けているのだと気付いた。 慌ててカメラを構えたが時既に 遅く一瞬で死角に飛び去ってしまった。 ついつい見とれてしまってシャッターチャンスを逃すフィルムカ メラ世代の悪い癖がまた出てしまった。 フィルムカメラでは撮影枚数に制約が有るので被写体を見極 めるまでシャッターを切れなかった。 飽くまで持論だがその時代の長かった人ほど咄嗟のチャンスに とりあえず反応する動作に移れない傾向が有る様に思う。 その癖が出たか或いはまた「だろう探鳥」 になっていたからだろうか、またと無いチャンスを逃し自己嫌悪から地団駄を踏んで悔しがったがもう 後の祭り。 仕込み無しの野鳥撮影の世界では同じシャッターチャンスは二度と巡って来ない。こういう 事は日常茶飯事とは言え諦めきれず現場にたたずんで虚空を見上げていると多分さっきのハイタカが 飛び去った方向から姿を見せてくれた。 素嚢(胸の上あたり)が膨らんでいないので獲物を取り逃がし たと思われる。 今度はソアリングしながら上空を旋回してくれたのでゆっくり撮影出来た。 もちろんさ っきとは同じシチュエーションではないから悔しさは残ったが埋め合わせは出来た。 この個体はゆっく り上昇したあと西へ向かって滑翔(グライディング)し飛び去った。 3月中旬だから渡りが始まってもお かしくない時季だし大半のハイタカは逆渡りするので方向も合っている。 渡りの途中でここに一時滞 在していたとも考えられる。 上空を移動中は満足に狩りも出来ないから補給の為に塒立ちに際して狩 りをしていたのかも知れない。 但し狩りには失敗した様だしあまり高い高度までは上昇しなかったの でまだこの辺りに居着いている可能性は有る。
 なお秋と比べて春の渡りが少ない様に見えるのは、諸説有る中で秋は繁殖後だから幼鳥が混ざるが 春までに自然減などにより実際に個体数が減る(繁殖前の個体数に戻る)からだという説が有り、僕も その説に1票。 どの種も繁殖前の個体数に戻らなければどんどん個体数が増減し、やがて生態系バ ランスが崩れて行くはずだからだ。 もちろん生態系バランスなどというものはたまたま人間が知ってい る直近の状態に過ぎないのだろうけど。
 その後少し移動した先でベニマシコを見つけた。 たまたま通り掛かった犬の散歩をしている人に驚 いて茂みの中から飛び出して来たところが撮れた。 しかし一瞬後には再び茂みの中に逃げ込んでし まった。
 その1週間ほど前に別の峠道で撮れたアカゲラは絶望的なほど生い茂った木々の枝に阻まれて姿 が捉えられず無理だと半ば諦めつつシャッターを切ったら撮影条件にしては思ったよりちゃんと写って いた。


 ツグミ:フォトギャラリー第534回他参照



トップへ
戻る
前へ
次へ