フォト_ギャラリー

2018年07月31日 [ 第394回 ]

 アオバズク,アオゲラ,コサメビタキ,モズ

 

 アオバズク(成鳥) Brown Hawk-Owl Ninox scutulata

 分類:フクロウ目 フクロウ科

 全長:29.0cm

 翼開長:66.0〜76.5cm

 分布:九州以北で夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:昆虫、鳥類、コウモリ、両生類など。

 フォトギャラリー:第310回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年7月18日

 撮影時間:11時14分58秒

 シャッタースピード:1/250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 アオゲラ Japanese Green Woodpecker Picus awokera awokera

 分類:キツツキ目 キツツキ科

 全長:29.0cm

 翼開長:49.0cm

 分布:本州で留鳥。日本固有種。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:幼虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第360回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年7月18日

 撮影時間:09時55分29秒

 シャッタースピード:1/2500秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 コサメビタキ(幼鳥?) Asian Brown Flycatcher Muscicapa dauurica

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:13.0cm

 翼開長:21.5cm

 分布:九州以北で夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:昆虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第323回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年7月18日

 撮影時間:09時43分03秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 

 モズ(上=幼鳥、下=雌成鳥) Bull-headed Shrike Lanius bucephalus

 分類:スズメ目 モズ科

 全長:20.0cm

 翼開長:27.0cm

 分布:全国で留鳥または漂鳥。

 生息環境:平地〜山地の開けた環境。

 食性:昆虫、両生類、爬虫類、鳥類、魚類など。

 フォトギャラリー:初登場

 撮影難易度:★☆☆☆☆


 撮影日:2018年7月2日

 撮影時間:12時59分36秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2011年10月18日

 撮影時間:10時36分17秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D40

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm

        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 北海道旅行から地元大阪に戻っても貯まった疲労と梅雨のためにほとんど探鳥に出られずそれどこ ろか折り悪く足を捻挫して歩くこともままならずHPのメンテに専念する毎日だったがようやくこの日アオ バズクの様子を見に行けた。 ところが西日本を襲った豪雨被害で里山の道路や自然歩道はズタズタ に寸断されていて大きく迂回したり危険箇所を何度も越えたりしてようやく現地にたどり着いたような状 況だった。 しかもそこまでして行ったにもかかわらずアオバズクの雛はまだ巣立っておらず親鳥が静 かに止まっているだけだった。 先客のフクロウの巣立ちが遅れた影響でアオバズクも例年よりやや遅 いらしい。 この日は猛暑にもさいなまれ山歩きも久々で体もなまっていてかつて無いほど体力を消耗 した。 途中でアオゲラ(2枚目の画像)やサンコウチョウ(画像省略)は見られたものの枝に邪魔され て大した写真は撮れず、たったこれだけの画像を得る為に大変な労力を要した。 とは言えアオゲラも サンコウチョウも北海道には分布しない。 遠くへ行けばいいとも限らないのがバードウォッチングの世 界だ。
 3枚目の画像も往路の山道で撮ったものだがキビタキの雌タイプと一緒に行動していたのでコサメビ タキの幼鳥かキビタキの幼鳥か結構悩んだ(フォトギャラリー第306回余録参照)。 両者は何気に酷 似している(オオルリの幼鳥もだけど)。 中雨覆あたりの斑紋が褐色味を帯びている様に見えるのが 気にかかるが結局下嘴の基部が肉色なのでコサメビタキの可能性が高く、GC斑(大雨覆の羽縁)など が白っぽく明瞭なので幼鳥と判断した。 キビタキなら下嘴の基部はもっと黒っぽいはずだ。
 幼鳥つながりで最近撮ったモズの幼鳥の在庫写真。 嘴に枝が被って褒められた画像ではないがモ ズはフォトギャラリーに載せたことが無いのでこの機会に掲載。 何とチゴモズより遅れての初登場とな った。 モズの2枚目は7年近く前の在庫写真でペリット(※)を吐き出しているところだ。
 なお余談だが上記本文中で使った「何気に」は正しい日本語ではない。 言葉の乱れに関しては賛否 両論あるが言葉は野鳥などの進化と同じく時代と共に常に変化する生き物であり僕は「正しい野鳥」な ど存在しないのと同様「正しい言葉」などそもそも存在しないのではないかという考え方であり余りこだ わりは無い。 そもそも日常会話は関西弁であり方言の正しい文法など教わった覚えも無いからくだけ た表現にも抵抗が無いのだと思う。 その微妙なニュアンスを伝える言葉が他に存在しないのなら敢え て誤用を承知の上でくだけた表現をチョイスするのも有りではないかと考え、実は間違いを承知の上で 頻繁に「正しくない言葉」を使っている。 「正しい言葉」を絶対的なものとして突き詰め変化を容認しな いなら現代文は古文から見れば誤った言葉ということになる。 長い年月の間に言葉は自然淘汰され 生き残った言葉とか新たに台頭した表現とかがない交ぜになったものが現代文ということなのだろう。  今使った「ない交ぜ」という言葉も日常会話ではほとんど使われないからさしずめレッドリストにでも載 せておかねば絶滅してしまうのではなかろうか・・・


 (※)ペリット:モズの他タカやフクロウなど多くの鳥類が捕食した獲物の消化しきれなかった骨や羽毛 などを塊にして吐き出すもの。これを調べると食性が分かる。


 フクロウ:フォトギャラリー第385回他参照
 サンコウチョウ:フォトギャラリー第303回他参照
 キビタキ:フォトギャラリー第320回他参照
 オオルリ:フォトギャラリー第372回他参照
 チゴモズ:フォトギャラリー第392回参照



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