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第582回 2020年9月11日

 ムナグロ,ダイゼン,キリアイ,余録;ダイゼンとムナグロ

 

 

 ムナグロ(冬羽に移行中) Pacific Golden Plover Pluvialis fulva

 分類:チドリ目 チドリ科

 全長:24.0cm

 翼開長:50.0cm

 分布:全国で旅鳥。

 生息環境:河川、干潟、農耕地など。

 食性:昆虫、甲殻類、貝類、ミミズなど。

 フォトギャラリー:第578回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2020年9月1日

 撮影時間:09時54分23秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2020年9月1日

 撮影時間:09時58分32秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 

 ダイゼン(冬羽に移行中) Grey Plover Pluvialis squatarola

 分類:チドリ目 チドリ科

 全長:29.0cm

 翼開長:59.0cm

 分布:全国で旅鳥または冬鳥。

 生息環境:干潟、河口など。

 食性:ゴカイ、甲殻類、昆虫など。

 フォトギャラリー:第574回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2020年9月1日

 撮影時間:09時43分51秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2020年9月1日

 撮影時間:09時45分06秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×




 

 

 

 キリアイ Broad-billed Sandpiper Limicola falcinellus

 分類:チドリ目 シギ科

 全長:16.0cm

 翼開長:37.0〜39.0cm

 分布:北海道、本州で旅鳥。

 生息環境:水田、河川、干潟など。

 食性:甲殻類、貝類、ゴカイ、ミミズ、幼虫など。

 フォトギャラリー:第494回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2020年9月1日

 撮影時間:11時54分41秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2020年9月1日

 撮影時間:11時55分42秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2020年9月1日

 撮影時間:15時02分30秒

 シャッタースピード:1/400秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 春はコロナ禍の影響で行けなかったのでこの秋は反動で大阪南港野鳥園に入り浸っている感じだ。  初心者の人の為に種明かししておくとシギチ(シギ科とチドリ科の野鳥)を狙うなら昼間の時間帯に干 潮になるタイミングを見計らって観察するのが良い。 特に大きく引き潮になる大潮の日が狙い目だ。  完全に干潮になる手前の時間帯の方が後よりも良い場合が多い。 潮汐は前もって予測が可能だ から近い将来のデータが気象庁のHPで公開されている。 野鳥ファンはそれを見て予定を立てて見に 行く訳だ。 満潮時には海底深くに棲息している甲殻類や節足動物などが干潮になると嘴で突っつける 浅瀬に露出する事になるからそれを待ってシギチたちが集まって来て採餌行動を取る。 そこを狙えば 効率的に撮影出来るというカラクリだ。 もう一つ大事なのは多くのシギチは旅鳥なので時季的には春 と秋に集中するという事だ。 旅鳥とは春に南から渡って来て日本を通り越し北へ渡って行き秋に北か ら渡って来て日本を通り越し南へ渡って行く渡り鳥の事だ。 今が正に秋の渡りの季節で日本全国の 干潟に渡来する。 ところが日本の海岸線は全国的に護岸工事が進んでいて自然に近い状態の海岸 はほとんど残っていない。 だからこそわずかに残った干潟にシギチたちが集中する傾向が有ると思 われる。
 さてそんな大阪南港野鳥園のこの日は狙い通り多くのシギチで賑わっていた。 今季はムナグロとダ イゼンが多いのかこの日もその姿が見られた。 外見が似ているので毎回識別に悩まされる両種だが 並んでくれたら大きさがだいぶ違うので一目瞭然のはずだ。 そう簡単にこっちが期待している通りに はならないと思っていたら展望塔の足元でポーズを取ってくれた(下記余録参照)。 片方だけでもこん な近くに来てくれる事は滅多に無いがただでさえ数少ない両方の個体が目の前で揃った。 キャプショ ンの通りデータ上も大きさはだいぶ違うからこうして並べて見るとダイゼンの方が明らかにひと回り大き い。 この体格差だから喧嘩するとダイゼンの方が強い(同じく下記余録参照)。 ムナグロが採餌場に 寄って来るとダイゼンがかなり激しく攻撃していた。
 この日のもう1羽の主役はキリアイだった。 小さくて遠くに居ると画にならないので近くに来てくれた 時は貴重なシャッターチャンスになる。 しかし小さくて目立たないのでうっかりすると近くに居ても気付 かない事が有る。 干潟の彼方に居るのを見つけた人が根気良くずっと見張っていてくれて近付いて 来るのを教えてくれたので少ないチャンスを生かす事が出来た(本種1枚目・2枚目)。 希少と言う程 珍しい訳ではないが数少ない野鳥なので2度目に近寄って来たのを見つけた時には午後から来た初 心者(?)の人たちが初めて見たと言っていた(本種3枚目)。


 余録;ダイゼンとムナグロ

 

 ▲ ダイゼン(上)とムナグロ(下)

 

 ▲ ダイゼン(右)とムナグロ(左)

 

 ▲ ダイゼン(奥)とムナグロ(手前)

 

 ▲ ダイゼン(右)とムナグロ(左)



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