フォト_ギャラリー

2020年08月10日 [ 第574回 ]

 ダイゼン,オアシシギ,チョウゲンボウ

 

 

 ダイゼン(冬羽に移行中) Grey Plover Pluvialis squatarola

 分類:チドリ目 チドリ科

 全長:29.0cm

 翼開長:59.0cm

 分布:全国で旅鳥または冬鳥。

 生息環境:干潟、河口など。

 食性:ゴカイ、甲殻類、昆虫など。

 フォトギャラリー:第493回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2020年8月3日

 撮影時間:10時15分17秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2020年8月3日

 撮影時間:11時33分31秒

 シャッタースピード:1/400秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 

 アオアシシギ Common Greenshank Tringa nebularia

 分類:チドリ目 シギ科

 全長:32.0cm

 翼開長:68.0〜70.0cm

 分布:全国で旅鳥。局地的に越冬。

 生息環境:水田、河川、干潟など。

 食性:甲殻類、昆虫、魚類など。

 フォトギャラリー:第498回他参照 

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2020年8月3日

 撮影時間:11時38分59秒

 シャッタースピード:1/400秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2020年8月3日

 撮影時間:12時13分17秒

 シャッタースピード:1/400秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 チョウゲンボウ(幼鳥と思われる) Common Kestrel Falco tinnunculus

 分類:ハヤブサ目 ハヤブサ科

 全長:雄33.0cm 雌38.5cm

 翼開長:68.5〜76.0cm

 分布:全国で留鳥または冬鳥。

 生息環境:平地〜山地の草原、農耕地、河川など。

 食性:鳥類、小型哺乳類、昆虫など。

 指定:天然記念物(長野県十三崖のチョウゲンボウ繁殖地)

 フォトギャラリー:第503回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2020年8月3日

 撮影時間:09時08分48秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 コロナ禍の影響で去年の秋以来10ヶ月ぶりの大阪南港野鳥園となった。 シギチの春の渡りを観察 していないので感覚がおかしくなっている。 秋だから幼鳥が居てもおかしくないはずだが春の感覚で 幼鳥は居ないはずだという見方になってしまっている。 しかし気付けばもう8月でありシギチの秋の渡 りが始まっていて幼鳥も混ざっていてもおかしくない。 掲載順は前後するがこの日久々に大阪南港野 鳥園を訪れてから最初に撮影したのはシギチではないが幼鳥と思われるチョウゲンボウだった。 上 尾筒に灰色味が無いので幼鳥と判断した。 猛禽の中では小さくて目立たないがシギチがざわついた ので飛んでいるのに気付いた。
 この日の主役はダイゼンだった。 主に土中からゴカイを捕まえて食べていたが途中でちぎれない様 にそろーりとゆっくり引っ張り出してから食べる仕草が面白い。 ムナグロとの決定的な識別点を確め たくて干潟の彼方に発見した後は他のシギチには目もくれずずっとファインダーの中に捉え続けた。  最所は遠かったが1度飛んで比較的近い所へ来てくれた。 実は飛んだ時に見える腋羽がムナグロと の識別点でダイゼンは黒くムナグロは淡灰色だが、それを捉える為にずっと狙っていたにも関わらず 飛びものは遂にマトモに撮れなかった。 何時間もひたすらそれを狙っていたのにわずか数秒目を離し た隙に飛ばれてしまいロストしてしまった。 画像の解像度次第では第1趾が有ればダイゼン、無けれ ばムナグロという判断材料になるが僕のカメラではなかなかそこまでの解像度は得られない(チドリ科 は基本的に三趾足だがダイゼンだけが例外)。 但しダイゼンの中には第1趾が無い個体も有るという 話も有って第1趾が有ればダイゼンだが無ければ決定的な識別点ではない様だ。
 ダイゼンに注目しつつもアオアシシギの中に興味深い個体を見つけていたのでダイゼンをロストした 後はそちらにターゲットを移した。 本種2枚目の個体がそれで1枚目の個体と比べると明らかに足が 黄色っぽい。 1枚目の個体が見慣れたアオアシシギの足の色で2枚目の個体のそれには強い違和 感が有る。 去年2度撮影したカラフトアオアシシギも足が黄色っぽかったのでもしやと思ったがレンジ ャーによればアオアシシギの中にもそういう個体が居るとの事だった。 個人的に識別点を確かめる事 は出来ずアオアシシギという結論で納得せざるを得なかった。
 レンジャー曰く「もしかしたら別の野鳥ではないか」と観察するのは上達にとってプラスになり良い事だ そうだ。 たとえその結果が違っても無駄にはならない。 シギチの秋の渡りはまだまだこれからだ。  春の渡りをパスして久々に大阪南港野鳥園を訪れた今年初回としては楽しくバードウォッチングが出 来たうえに新しい知識も得られ上々の成果だった。


 ムナグロ:フォトギャラリー第197回他参照
 カラフトアオアシシギ:フォトギャラリー第494回他参照



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