フォト_ギャラリー

2019年03月08日 [ 第447回 ]

 ミソサザイ,ヒガラ,ルリビタキ

 

 ミソサザイ Winter Wren Troglodytes troglodytes

 分類:スズメ目 ミソサザイ科

 全長:10.5cm

 翼開長:15.5cm

 分布:沖縄を除く全国で留鳥。

 生息環境:平地〜山地の河川、渓流、沢など。

 食性:昆虫、蜘蛛など。

 フォトギャラリー:第445回他参照 

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2019年2月27日

 撮影時間:13時43分33秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:兵庫県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 

 

 ヒガラ Coal Tit Periparus ater

 分類:スズメ目 シジュウカラ科

 全長:11.0cm

 翼開長:17.0cm

 分布:九州屋久島以北で留鳥または漂鳥。

 生息環境:山地の林など。

 食性:昆虫、蜘蛛、種子など。

 フォトギャラリー:第444回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2019年2月27日

 撮影時間:11時09分30秒

 シャッタースピード:1/1600秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:兵庫県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2019年2月27日

 撮影時間:15時37分22秒

 シャッタースピード:1/1600秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:兵庫県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2019年2月27日

 撮影時間:15時37分30秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:兵庫県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ルリビタキ(雌タイプ) Red-flanked Bluetail Tarsiger cyanurus

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:14.0cm

 翼開長:22.0cm

 分布:全国で漂鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:昆虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第446回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2019年2月27日

 撮影時間:11時10分28秒

 シャッタースピード:1/640秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:兵庫県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 現場で探鳥していると枝にカヤクグリらしきものが止まるのが見えた。 しかしピントリングが回転して いる間に飛び去って見失ってしまった。 林床に降りたかなと思って眼下の土手下を目視で探してみた ら何やらうごめく姿が有ったのでよく見るとカヤクグリではなく眉斑のくっきりした凛々しいミソサザイだ った。 見下ろすアングルなのでこんな画になった。 別にミソサザイじゃ駄目って事は無いがカヤクグ リを撮り損ねた悔しさが残った。 しかしあの時ああしていれば良かったとかこうしていれば良かったと か終った事をくよくよと思い悩むのは嫌いだ。 思い悩んで時間が逆戻りするのなら思い悩めば良い。  しかしどんなに後悔しても過ぎ去った事はもう済んだ話だ。 反省点を次に生かすのならともかく終っ た事をくよくよ悩んでも意味が無い。 悔しさも次に繋がるモチベーションになると思えば良い。 それに 考えようによってはもしカヤクグリが撮れていたら僕の事だからそれに満足して流れから言ってミソサ ザイは撮れていなかったはずだ。 カヤクグリは二度と戻って来なかったがミソサザイも姿が見えたの はほんの数秒だった。 だが暗い林の中に居る事が多いミソサザイにしては珍しくピーカンだった。 最 近ミソサザイの撮影は思う様に行ってなかったのでこれはこれでプチ達成感だ(フォトギャラリー第42 8回・第445回参照)。 留鳥のはずだが個人的な撮影記録は冬季に集中している。
 この現場にはヒガラが多かった。 最近よく見るがこの日は近距離によく出た。 本種2枚目は特に 近かった。 ヒガラには時々こんなふうに寝癖みたいな短い冠羽が出る事がある。 胸の模様が見えな いとシジュウカラと似ているが本種1枚目と3枚目に見える様に翼帯が2本有る(正確には大雨覆と中 雨覆の羽先が白い)し背にシジュウカラの様な緑黄色味が無い(シジュウカラの翼帯は大雨覆に1 本)。
 ミソサザイもヒガラもキクイタダキに次ぐ小さい鳥で動きが素早いのでしっかり撮るのはけっこう難し い。 またどちらも雌雄同色でその見分けはつかないが今後の研究で誰かが野外識別法を編み出す 可能性は有る。 実際レンジャーによれば以前は雌雄同色とされていたツグミなどでは識別法が開発 されているそうだ。
 そしてこちらも最近頻繁に見るルリビタキの雌タイプ。 脇の橙色が薄いので雌成鳥ではなく雌雄は 不明だが第1回冬羽か第2回冬羽の若鳥と思われる。 胸の褐色味が薄く見えるので雄の可能性の 方が高いと見た。 この後だいぶ離れた所でも見つけたがやはり同じく雌タイプ(画像は割愛)。 もう 春が来てしまうしこのぶんじゃ今季の雄成鳥は無さそうだなと悲観的にならざるを得ない。 彼らが3年 後成長した姿で戻って来てくれるのを待つしか無いのだろうか。
 なお今回で「野鳥王国」としてのフォトギャラリーが第300回を迎えた。


 カヤクグリ:フォトギャラリー第271回他参照
 シジュウカラ:フォトギャラリー第443回他参照
 ツグミ:フォトギャラリー第335回他参照
 キクイタダキ:フォトギャラリー第432回他参照



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