フォト_ギャラリー

2018年06月26日 [ 第385回 ]

 フクロウ,セグロセキレイ,コシアカツバメ

 

 

 

 

 フクロウ(巣立ち雛) Ural Owl Strix uralensis

 分類:フクロウ目 フクロウ科

 全長:50.0cm

 翼開長:93.5〜102.0cm

 分布:九州以北で留鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:ネズミ、鳥類、両生類、爬虫類、昆虫など。

 フォトギャラリー:第291回他参照 

 撮影難易度:★★★★☆


 撮影日:2018年5月21日

 撮影時間:07時02分46秒

 シャッタースピード:1/100秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2018年5月21日

 撮影時間:07時43分20秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年5月21日

 撮影時間:07時48分44秒

 シャッタースピード:1/200秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年5月21日

 撮影時間:08時08分37秒

 シャッタースピード:1/125秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 セグロセキレイ(幼鳥と思われる) Japanese Wagtail Motacilla grandis

 分類:スズメ目 セキレイ科

 全長:21.0cm

 翼開長:30.0cm

 分布:九州以北で留鳥または漂鳥。日本固有種。

 生息環境:平地〜山地の河川、農地など。

 食性:昆虫など。

 フォトギャラリー:第45回参照

 撮影難易度:★☆☆☆☆


 撮影日:2018年5月17日

 撮影時間:08時53分04秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 

 コシアカツバメ Red-rumped Swallow Hirundo daurica

 分類:スズメ目 ツバメ科

 全長:19.0cm

 翼開長:32.0cm

 分布:九州以北で夏鳥。一部越冬。

 生息環境:住宅地、農耕地、海岸など。

 食性:昆虫。

 フォトギャラリー:第315回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年5月22日

 撮影時間:10時13分37秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年5月22日

 撮影時間:10時13分52秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 4年前には5月20日に撮影しているフクロウの巣立ち雛、そろそろ巣立ちの頃だったなぁと思い立ち ケヤキのフクロウを見に行った(フォトギャラリー第145回参照)。 朝5時半に行ったら一番乗りかと 思いきや既に数十人のカメラマンがずらりと並んでいた。 たまたまこの日に雛1羽が巣から出たそう だ。 高い枝に止まって例の如くどこから見ても枝被りだったが事件は突然起きた。 親鳥の目を盗ん で接近したカラスにモビングされ驚いて地面に落ちてしまったのだ。 まだまともに飛べないから自力で 戻る事も出来ず茫然と立ちすくんで「どどどどうしよう・・・」という眼差しで見つめられた(2枚目)。 見か ねた誰かが抱えてケヤキの根元に戻してあげた(3枚目)。 でなければ命を落としていたかも知れな い。 聞けば毎年の事らしい(落ちているのは別の雛だが)。 自然界で起きた事は全て自然の摂理だ から干渉すべきではないという意見(僕もその一人だが)と助けられるものは助ければ良いという意見 との狭間で葛藤が無いと言えば嘘になる。 雛が最初カラスにモビングされた時は親鳥がすっ飛んで 来たが人間が接近しても親鳥の姿は無かった。 どこかから見ているはずだがこの辺りの人間は無害 だと認識しているのだろうか? それとも親鳥にも人間に助けられた覚えが有るのだろうか? 最後の 画像は別の雛が「きょうだいは大丈夫かなぁ?」と言わんばかりに巣から顔を出したところで「出るべき か出ざるべきか・・・」と逡巡している様に見えた。 通常雛の巣立ちは夜間のはずだが今にも出て来そ うな雰囲気を醸し出していた。 このケヤキは最近ヤドリギを撤去したお陰か葉が元気に生い茂りフク ロウが見辛くなった様に感じるがフクロウにとってはカラスなどから身を隠すには好都合という事にな る。
 フクロウを見に行った3日前、珍鳥三昧の遠征から戻って地元の探鳥に戻ったばかりの僕は田圃の 真中でセグロセキレイの幼鳥を見つけた。 珍鳥を追っ掛けるばかりがバードウォッチングではない。  僕は身近な野鳥をどれだけ分かっているのだろうか。 そこを疎かにして何が珍鳥かと思う。 普通 種有っての珍鳥だろう。 セグロセキレイは日本固有種とされるが近年近隣国でも観察されているらし い。 それはともかく世界的に見れば極東の異国へ行かなければ見られない珍鳥という事になる。 そ のセグロセキレイの幼鳥はハクセキレイの幼鳥と識別が意外に難しい。 この画像を見て即座に識別 出来る人が一体どれだけ居るだろうか? ハクセキレイの幼鳥は眉斑がはっきりしていて耳羽も白い (フォトギャラリー第245回参照)。 図鑑によればセグロセキレイの幼鳥には眉斑が無く耳羽も白くな いとされる。 この個体には薄く眉斑らしきものが見え同定に悩んだがハクセキレイの眉斑ほどはっき りしない事と大雨覆の白色部が大きい事に加え横に成鳥が居た事も手伝ってセグロセキレイの幼鳥と 判断した。
 ようやくコシアカツバメの姿が見られる様になって来た5月下旬、巣材と思われる田圃の泥を集める 姿が有った。 時季的にはこれからいくらでも撮影するチャンスが有るはずだがこういうシーンは期間 限定だろう。
 なおどうでもいい話だが今回のセグロセキレイの掲載は2010年4月22日以来2987日ぶりとなり 「最も間の空いたフォトギャラリー掲載」記録をまた更新した。 これまでの記録はカワウの2981日だ った(フォトギャラリー第367回参照)。



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