フォト_ギャラリー

2018年06月19日 [ 第382回 ]

 ヒレンジャク,キレンジャク,ムクドリ,ハヤブサ,キマユムシクイ,マヒワ

 民宿つかさ前でひとしきり撮影したあと島内巡りを再開した僕は松林でレンジャクの群れを見つけ た。


 

 ヒレンジャク Japanese Waxwing Bombycilla japonica

 分類:スズメ目 レンジャク科

 全長:18.0cm

 翼開長:29.0cm

 分布:平地〜山地の林など。

 生息環境:全国で冬鳥。

 食性:昆虫、木の実、芽、昆虫など。

 フォトギャラリー:第172回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年5月10日

 撮影時間:10時35分35秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 

 キレンジャク Bohemian Waxwing Bombycilla garrulus

 分類:スズメ目 レンジャク科

 全長:19.5cm

 翼開長:32.0cm

 分布:平地〜山地の林など。

 生息環境:全国で冬鳥。

 食性:昆虫、木の実、昆虫など。

 フォトギャラリー:初登場

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年5月10日

 撮影時間:10時42分17秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 初めにキレンジャクが飛んで松の木に止まるのが見えて群れの存在に気付いた。 実は前日にも目 撃情報は有った。 しばらく観察しているとヒレンジャクの群れの中にキレンジャクが混ざっている混群 と分かった。 キレンジャクの方がやや警戒心が強いようで僕がカメラを向けると数枚しか撮らない内 に飛んでしまうという事を繰り返した。 焦りは禁物、当初は曇天で光線状態も悪かったので一旦他へ 行ったあと晴れ間が見え出したので戻ってみた。 レンジャクは渡りルートでの餌の寡多により日本へ の渡来数が大きく変動するうえヒレンジャクが南西日本に多い傾向が有るのに対してキレンジャクは北 日本に多いとされ個人的にこれまで縁が無くこの時が初見だった。


 

 ムクドリ White-cheeked Starling Spodiopsar cineraceus

 分類:スズメ目 ムクドリ科

 全長:24.0cm

 翼開長:40.5cm

 分布:全国で留鳥または漂鳥。

 生息環境:平地〜山地の市街地、農耕地、河川、林など。

 食性:昆虫、木の実など。

 フォトギャラリー:初登場

 撮影難易度:★☆☆☆☆


 撮影日:2018年5月10日

 撮影時間:11時22分52秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 松林を抜けて海岸の築島に出てみると舳倉島では逆に珍しい(?)ムクドリが居た。 どこかで使って あげないと永遠に出番が無いので晴れてここで掲載。


 

 

 ハヤブサ(幼鳥) Peregrine Falcon Falco peregrinus

 分類:ハヤブサ目 ハヤブサ科

 全長:雄42.0cm 雌49.0cm

 翼開長:84.0cm〜120.0cm

 分布:全国で留鳥または漂鳥。

 生息環境:海岸、河川、農耕地など。

 食性:鳥類など。

 レッドリスト:絶滅危惧U類(VU)

 フォトギャラリー:第358回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年5月10日

 撮影時間:11時31分11秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年5月10日

 撮影時間:11時36分27秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 事件が起きたのはその直後だった。 シラスナ遺跡(※)の有る海岸を横目に歩いていると足下に大 きな尾羽が見えた。 余りに近かったので一瞬訳が分からなかったが我に返ってよく見ると大型のハヤ ブサ幼鳥が顔を上げた。 何か獲物を捕らえた直後だった。 僅か20m程の至近距離なのに全く動じ る気配も無く食事に夢中の様子だった。 獲物はどうやら前日からよく見られたチュウサギの様だ。  ハヤブサにとっては対等以上の体格だ。 もしや先日掲載の個体だろうか(フォトギャラリー第380回 参照)。 獲物の横取りを狙うトビが上空を飛んでいたのでバトルが始まるかと思ったが特に何事も起 こらなかった。 僕も短時間で切り上げたのでその後どうなったのかは分からない。 だいぶ経ってから もう一度現場を見に行ったらハヤブサの姿は既に無く白い羽が散乱しているだけだった。


 

 キマユムシクイ Yellow-browed Warbler Phylloscopus inornatus

 分類:スズメ目 ムシクイ科

 全長:10.5cm

 翼開長:不祥 

 分布:主に南西諸島で稀な旅鳥。

 生息環境:林など。

 食性:昆虫、蜘蛛。

 フォトギャラリー:第379回他参照 

 撮影難易度:★★★★☆


 撮影日:2018年5月10日

 撮影時間:12時34分03秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 この日は最終日、残り時間が気になり出した僕は島内を頻繁に巡回し港近くの草地に差し掛かっ た。 そこで他所では有り得ない様な光景を目にする。 何とキマユムシクイのツーショットだ。 こんな シーンはさすがに舳倉島でも過去に見たことが無い。 いかに今季の舳倉島が異常な過密状態だった かを象徴する様な光景だ。


 

 マヒワ(雄) Eurasian Siskin Carduelis spinus

 分類:スズメ目 アトリ科

 全長:12.0cm

 翼開長:21.0cm

 分布:全国で冬鳥または漂鳥。

 生息環境:平地〜山地の草原、林など。

 食性:種子など。

 フォトギャラリー:第352回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年5月10日

 撮影時間:13時13分41秒

 シャッタースピード:1/3200秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 帰りのフェリーの時間が近付いて最後にマヒワの面白い瞬間が撮れたところで今季の舳倉島は終っ た。 この後も水場などを覗いたが万一フェリーに乗り遅れたら目も当てられない。 後ろ髪を引かれ る思いで余裕を持って乗船したがまだ航路上の海鳥を狙わねばならない。 気の抜けない撮影は続 く・・・


 (※) シラスナ遺跡:弥生時代、古墳時代、奈良時代、平安時代の複合した遺跡。土師器、須恵器、 鹿角、アシカや牛の骨などが出土しているという。


 チュウサギ:フォトギャラリー第380回他参照
 トビ:フォトギャラリー第278回他参照



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