フォト_ギャラリー

2018年04月01日 [ 第363回 ]

 オカヨシガモ,コガモ,シマアジ,オシドリ

 

 

 

 オカヨシガモ(上左・下=雌タイプ、上右・中=雄) Gadwawall Anas strepera

 分類:カモ目 カモ科

 全長:50.0cm

 翼開長:89.0cm

 分布:全国で冬鳥、北海道東部で夏鳥。

 生息環境:湖沼、池、河川、海岸など。

 食性:イネ科植物の種子など。

 フォトギャラリー:初登場(携帯電話待受画面サイズを除く)

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年2月27日

 撮影時間:11時34分12秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年3月13日

 撮影時間:10時44分32秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年3月13日

 撮影時間:10時45分03秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 

 

 コガモ(上=幼鳥?、中=雄、下=雌) Teal Anas crecca

 分類:カモ目 カモ科

 全長:38.0cm

 翼開長:59.0cm

 分布:全国で冬鳥。

 生息環境:湖沼、池、河川など。

 食性:藻類、イネ科植物の種子など。

 フォトギャラリー:初登場(携帯電話待受画面サイズを除く)

 撮影難易度:★☆☆☆☆


 撮影日:2018年2月27日

 撮影時間:08時17分49秒

 シャッタースピード:1/640秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2009年12月24日

 撮影時間:10時37分47秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F11.2

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:600mm(換算900mm)

 ISO感度:1600

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D40

 使用レンズ:Nikon ED AF NIKKOR 70-300mm1:4-5.6D
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2009年12月24日

 撮影時間:10時38分47秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F11.2

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:600mm(換算900mm)

 ISO感度:1600

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D40

 使用レンズ:Nikon ED AF NIKKOR 70-300mm1:4-5.6D
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 シマアジ(雌と思われる) Garganey Anas querquedula

 分類:カモ目 カモ科

 全長:38.0cm

 翼開長:55.5〜63.0cm

 分布:全国で旅鳥。

 生息環境:湖沼、河川、干潟など。

 食性:種子、水生植物、貝類など。

 フォトギャラリー:第83回参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2012年5月4日

 撮影時間:14時37分27秒

 シャッタースピード:1/400秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:100

 撮影地:鳥取県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 オシドリ(奥=雄、手前=雌) Mandarin Duck Aix galericulata

 分類:カモ目 カモ科

 全長:45.0cm

 翼開長:69.5〜77.0cm

 分布:東北地方以北で夏鳥。それ以南で漂鳥または冬鳥。

 生息地:平地〜山地の林、湖沼、河川、水田など。

 食性:ドングリ、草など。

 レッドリスト:情報不足(DD)

 フォトギャラリー:第330回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年2月22日

 撮影時間:16時23分48秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:非公開

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 カモ科の雌は識別が難しい。 雄のエクリプス(非生殖羽)や幼鳥ともよく似ているし他種の雌タイプと も似ていることが多い(カモ科などの一部の種の雄は非繁殖期に雌とよく似たエクリプスと呼ばれる羽 衣になる)。 他種との交雑個体も多いし極めて稀なケースだが雌が雄化するケースも有るらしい。 ま ず冒頭のオカヨシガモだがただでさえ地味なカモだからややこしい。 図鑑によればエクリプスは中雨 覆が暗赤褐色、肩羽の軸斑が暗色で褐色斑が無いとされるがこの画像(上左)では識別不能だ。 下 の画像も見る人が見れば識別可能なはずだが僕には難しい。 上右と中は嘴と上尾筒、下尾筒が黒 いので雄と判る。
 図鑑によればコガモの雌は嘴の基部が黄色味を帯びているのに対し雄の生殖羽及びエクリプスは 嘴が黒くエクリプスは顔が一様に暗色とされるがコガモ1枚目の個体はそのいずれの特徴とも合致し ないことから幼鳥と思われる(雌雄不明)。 過眼線が見えることからシマアジの可能性も考えたが下 尾筒に白斑が有るのでその可能性は無いと判断した。 比較の為に古い在庫写真を引っ張り出して来 た。 2枚目は雄、3枚目は嘴の基部が黄色味を帯びているので雌成鳥と思われる。
 次のシマアジも比較の為の在庫写真。 嘴付け根に小さな淡色斑が有り下尾筒に白斑が見えないの が同定の根拠。 大きさはコガモと同程度だが嘴がやや長め。 雄エクリプスは雨覆に灰色味が有り 眉斑の前後部が白いとされるからこの個体は雌と思われる。 6年前に掲載の雄繁殖羽と一緒に居た 個体(フォトギャラリー第83回参照)。
 オシドリは小さな池に雌雄が居るところを見下ろせた。 雄幼鳥やエクリプスは嘴が紅色だからこれ (手前)は雌と判断出来る(フォトギャラリー第170回参照)。 少し遠かったのでほとんど警戒されずに 撮影することが出来たが実はこのあと僕に驚いたのか他の理由からなのか突然飛び去ってしまった。  オシドリはカラフルだから密猟の対象になり得るしこのHPが情報を与えてしまう可能性も考慮し念の 為撮影地を非公開とし撮影から日を空けて掲載した。 日を空けているのは他の画像も同じだし撮影 地も原則的に都道府県単位でしか公開していないがこういう理由によるところが大きい。 この程度の HPであっても内容次第では諸刃の剣となる側面も有るから野鳥に害を及ぼす結果を招かないよう僕 なりに細心の注意を払っているつもりだ。 「そんな事を言いながら野鳥を脅かしているではないか」と いう指摘に対する僕の回答をここで簡単に述べておくと「我々人間も動物の一種であり一歩野外に出 れば野生動物と同じ様に振舞う事は野鳥に対する悪影響にはならない」と僕は考えている。 太古の 昔から繰り返されて来た事なのだから他の野生動物と同じ様に野鳥を脅かす事は何の問題にもならな いし人間が野鳥を全く脅かさずに生きて行く事は不可能に近い。 ただ野鳥ファンとしては故意に脅か したり繁殖の邪魔をしたりしようとは思わないだけの事だ。
 なお野鳥の密猟は「鳥獣保護法」により処罰の対象「一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処 する」となっている犯罪行為だ。 また国内希少野生動植物種及び緊急指定種については「種の保存 法」により更に重い罰則規定が有り「五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれ を併科する」となっている。 ただし環境省の国内希少野生動植物種及び緊急指定種一覧には鳥類か ら39種が指定されているがカモ科においては何とシジュウカラガンのみとなっておりオシドリの名は無 い。 またレッドリストの中で絶滅危惧種とされるのは絶滅危惧TA類、絶滅危惧TB類、絶滅危惧U 類に分類されたもののみとなっていてオシドリの様に情報不足などに分類されているものは絶滅危惧 種に含まないのが通例の様だ。 つまりレッドリストに載っているだけでは比較的重い罰則の「種の保 存法」の対象とはならないし、それどころか絶滅を危惧すらされているとは限らないという事だ。 国内 希少野生動植物種及び緊急指定種一覧とレッドリストとのこの差は一体何だろうか!? これでは何 の為のレッドリストなのか甚だ疑問だ。 何とも貧弱な保護体制と言わざるを得ない。 ともあれ密猟者 にとっては人々の無関心こそが有り難いに違いない。 上記の通り絶滅危惧種に限らず野鳥の密猟は 犯罪行為であり多くの人が野鳥に関心を持って見ていれば牽制が働くのでモラル意識の高い野鳥ファ ンが少しでも増える方が良い傾向なのは間違いない。 このHPもささやかながらその一助となれば嬉 しい。


 シジュウカラガン:フォトギャラリー第347回参照



トップへ
戻る
前へ
次へ