フォト_ギャラリー

2018年01月22日 [ 第346回 ]

 ベニマシコ,ミヤマホオジロ

 

 

 

 ベニマシコ(上=雄、中=雌、下=雄若鳥) Long-tailed Rosefinch Uragus sibiricus

 分類:スズメ目 アトリ科

 全長:15.0cm

 翼開長:21.0cm

 分布:北海道で繁殖。本州以南で冬鳥。

 生息環境:平地〜山地の草原、林など。

 食性:木の実、種子、昆虫など。

 フォトギャラリー:第344回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年1月10日

 撮影時間:10時19分26秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2017年12月29日

 撮影時間:09時57分58秒

 シャッタースピード:1/250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2009年12月9日

 撮影時間:11時35分24秒

 シャッタースピード:1/1600秒

 絞り値:F11.2

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:600mm(換算900mm)

 ISO感度:1600

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D40

 使用レンズ:Nikon ED AF NIKKOR 70-300mm1:4-5.6D
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 ミヤマホオジロ(雄) Yellow-throated Bunting Emberiza elegans

 分類:スズメ目 ホオジロ科

 全長:16.0cm

 翼開長:21.0cm

 分布:全国で冬鳥。

 生息地:山地の林など。

 食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。

 フォトギャラリー:第344回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年1月15日

 撮影時間:10時35分50秒

 シャッタースピード:1/400秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 ベニマシコだけではないが雄成鳥はともかく雌成鳥と若鳥は識別が難しい。 いつも識別を保留して 「雌タイプ」と逃げていてはいつまで経っても見分けがつかないので今回は頑張って識別してみた。 ど ちらも雄成鳥と比べると地味だが雄若鳥は嘴基部周辺や腰の辺りに紅色味が有る。 3枚目がその特 徴がよく表れているので8年前の古い在庫写真だが蔵から引っ張り出して来た。 第1回冬羽と思われ る。 デジタルのメリットの一つはどんなに古くても画像が劣化しない事だ(消える時は跡形も無く消えて しまうが)。
 今季のベニマシコは例年以上に撮りにくいと感じるが世の中にはキクイタダキやエナガなどもっとす ばしっこい野鳥も居る。 そういう被写体を無作為に(餌付けなどせず)撮影するにはカメラが体の一部 と言えるくらいでなければならない。 人間のモデルの様にポーズをとってじっとしていてくれる訳でもな い。 鉄道の様に決まった時間に決まったレールの上を走る訳でもなくあんなに大きくもない。 仮に同 じスピードでも全長数十から数百メートルの鉄道と数十センチ以下の野鳥とでは難度が違う(撮り鉄の 皆さんゴメンナサイ)。 野鳥はいつどこから現れてどこをどう飛ぶか分からない。 現れるかどうかも 分からない。 結局何も現れない事も有る。 丸一日気配も無い状況で突然現れたりする事も有る。  その瞬間咄嗟に反応しなければならない。 その為には緊張の糸を切らさず集中力を持続すると同時 に野鳥の習性を知り予測を立て想定しておくしか無い。 そんな被写体を当たり前の様にファインダー に捉え撮影しているのだから野鳥ファンの人は自信を持っていい。 野鳥が撮れれば大抵の被写体は 難なく撮れるだろう。 極論すれば被写体によっては目をつぶっても撮れるかも知れない。
 余談だが去年も同じ1月10日にベニマシコ雄成鳥を撮っている(フォトギャラリー第268回参照)。  あの時はほとんど無警戒だったので至近距離から撮らせてもらった。
 ミヤマホオジロは先月からほぼ1回置きの頻度で掲載しているので読者の皆さんは「またミヤマ か・・・」と思ったかも知れないが僕は全く飽きる事が無く何度見ても「あっ!ミヤマ!」と思う。 ここはい つものポイントから少し離れた所で、それなりに探鳥した成果だから尚更だ。 ましてこの日は他には 鳥影が全く見えなかったので結果的に「ミヤマ様々」状態だった。


 キクイタダキ:フォトギャラリー第329回他参照
 エナガ:フォトギャラリー第266回他参照



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