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2017年09月20日 [ 第317回 ]
 
 サシバ

 

 

 サシバ Grey-faced Buzzard Butastur indicus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄47.0cm 雌51.0cm

 翼開長:105.0〜115.0cm

 分布:青森〜九州で夏鳥。

 生息環境:森林、農耕地。

 食性:爬虫類、両生類、鳥類、昆虫など。

 レッドリスト:絶滅危惧U類(VU)

 フォトギャラリー:第254回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2017年9月6日

 撮影時間:10時23分00秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2017年9月6日

 撮影時間:09時17分32秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 今月上旬頃から秋のタカの渡りが本格的に始まった様だ。 この前日別のポイントでタカの渡りを観 察しているグループと遭遇したので質問してみたら、その時点で半日の間に6羽のタカが飛んだという 話を聞いた。 僕は空振りだったが一気にモチベーションが高まり翌日僕なりのポイントへ出掛けた。  最初に見えたのが2枚目のサシバでかなり遠方の高い所をソアリング(旋回帆翔)を繰り返しながら西 へ向かっていたから渡りと思われる。 次に飛んだのが1枚目のサシバで低い高度を羽ばたきとグライ ディング(滑翔)を繰り返しながら直線飛行したからこちらは渡りではないと思われる。 なぜならタカは 渡りの時は体力の消耗を抑える為にほとんど羽ばたかず上昇気流に乗ってソアリングで高度を上げて から滑翔で移動しまた上昇気流を見つけてはソアリングで上昇というパターンを繰り返しながらゆった りと移動して行くイメージだからだ。 しかもここは谷津田(※)だからたまたまここに定着していたものと 思われる。 この日は曇り空で背景が明るく光が負けて色収差が出るほどだったから引き伸ばして見 ても細部のディテールがよく見えないが翼先分離羽(翼指)が5枚なのでサシバと判る。 1枚目の個体 はP8(先端から3枚目の初列風切)が換羽中の為(?)翼先分離羽が4枚に見える。 胸の横斑が潰 れている様に見えるので雄と思われる(雌なら胸の横斑がはっきりしている)。 2枚目の個体は逆光 にしても黒っぽく見えるので暗色型の可能性も有る。ちなみに翼先分離羽が5枚のタカは他にノスリ、 ケアシノスリ、ツミ、チュウヒ、ハイイロチュウヒなど。


 (※)谷津田(やつだ):山に囲まれた狭隘な水田地帯。サシバが好む環境と言われる。


 ノスリ:フォトギャラリー第279回他参照
 ツミ:フォトギャラリー第313回参照
 チュウヒ:フォトギャラリー第256回他参照
 ハイイロチュウヒ:フォトギャラリー第260回他参照



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