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2017年09月25日 [ 第318回 ]

 ハチクマ

 
 ▲ @

 
 ▲ A

 
 ▲ B

 
 ▲ C

 ハチクマ(@暗色型雄成鳥、A暗色型幼鳥、B中間型幼鳥、C淡色型幼鳥と思われる)  Honey Buzzard Pernis ptilorhynchus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄57.0cm 雌61.0cm

 翼開長:121〜135cm

 分布:北海道〜九州で夏鳥。

 生息環境:山地の森林。

 食性:蜂などの昆虫、爬虫類、両生類、鳥類。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第254回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆

 撮影日:2017年9月13日

 撮影時間:08時54分46秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2017年9月13日

 撮影時間:08時55分11秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2017年9月13日

 撮影時間:08時55分13秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2017年9月13日

 撮影時間:08時55分37秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR

 前回のサシバ撮影の1週間後同じポイントで今度はハチクマが4羽同時に渡って行った。 画像は割 愛するがこの時一緒にサシバもソアリング(旋回帆翔)していてわずかに鷹柱(※)が立った。 ハチク マの面白いところは別の種類の鳥かと思うほど個体変異が激しくいろんなパターンが見られる事で、便 宜的に暗色型、中間型、淡色型などと呼ばれるが、これは亜種に分化している訳ではなく同じ親から 生まれた兄弟でも異なるタイプのものが存在し得る。 また定義付け出来るほど各タイプに明確な特徴 が有る訳でもなく飽くまでも便宜的にそう呼んでいるだけでタイプの分類は正式なものではない。 今回 はたまたまそれぞれのタイプが同時に観察出来た。 各タイプに共通する特徴として、雄成鳥は風切 (初列風切、次列風切、三列風切)の羽先(翼の後縁)が暗色で尾の横斑が2本で太い。 雌は尾の横 斑が2〜3本で細い。 幼鳥は初列風切の翼先分離羽の先端が暗色で尾の横斑は細くて多い(ハチク マの翼先分離羽は6枚)。 以上の事からキャプションの通り@は暗色型雄成鳥(次列風切のS1が換 羽中)、Aは暗色型幼鳥、Bは中間型幼鳥、Cは一瞬ミサゴみたいに見えるが胸にミサゴの様な斑は 無くその他の特徴もミサゴとは異なりハチクマの淡色型幼鳥と判断した(ミサゴの翼先分離羽は4枚か 5枚)。 淡色型とは言え背景が明るい空だったので肉眼では黒っぽいシルエットにしか見えず撮れた 画像をパソコン画面で見て初めて淡色型と判ったからこういう画像が得られるのもデジカメの凄いとこ ろだと改めて思う。 この4羽はしばらくソアリングしたあと@の成鳥がグライディング(滑翔)に転じたの を皮切りに順次あとに続いて飛び去った。 なお画像では確認出来ないが図鑑によれば雄成鳥は虹彩 が赤褐色などの暗色、雌成鳥は虹彩が黄色で雌雄とも成鳥は蝋膜が黒い。 幼鳥は虹彩が暗色で蝋 膜は黄色い。 ちなみに翼先分離羽が6枚のタカは他にオオタカ、ハイタカ、トビなど。


 (※)鷹柱(たかばしら):一度に多くのタカが同じ所でソアリングすると柱が立った様に見える事からこ う呼ばれる。


 サシバ:フォトギャラリー第317回他参照
 ミサゴ:フォトギャラリー第198回他参照
 オオタカ:フォトギャラリー第241回他参照
 ハイタカ:フォトギャラリー第313回他参照
 トビ:フォトギャラリー第278回他参照


 余録;ツバメ(下)を追うコシアカツバメ(上)
 どちらも幼鳥と思われる。 コシアカツバメの群れの中に一瞬1羽のツバメが紛れ込んだ。 コシアカ ツバメばかり見ていたからだろうか、何故か僕は「おっ!ツバメ!」と反応してしまった。
 



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