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2017年09月30日 [ 第319回 ]

 チュウヒ,オオソリハシシギ,ソリハシシギ,イカルチドリ

 

 チュウヒ Eastern Marsh Harrier Circus spilonotus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:52.0cm

 翼開長:113.0cm〜137.0cm

 分布:全国で冬鳥。

 生息環境:草原、農耕地など。

 食性:小型哺乳類、両生類、鳥類など。

 レッドリスト:絶滅危惧TB類(EN)

 フォトギャラリー:第256回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2017年9月18日

 撮影時間:13時22分53秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 オオソリハシシギ(手前) Bar-tailed Godwit Limosa lapponica

 分類:チドリ目 シギ科

 全長:39.0cm

 翼開長:70.0〜80.0cm

 分布:全国で旅鳥。

 生息環境:海岸、干潟、河口など。

 食性:ゴカイ、貝類、甲殻類など。

 レッドリスト:絶滅危惧U類(VU)

 フォトギャラリー:第249回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2017年9月18日

 撮影時間:13時46分37秒

 シャッタースピード:1/400秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 ソリハシシギ Terek Sandpiper Xenus cinereus

 分類:チドリ目 シギ科

 全長:23.0cm

 翼開長:57.0〜59.0cm

 分布:全国で旅鳥。

 生息環境:水田、河川、干潟など。

 食性:甲殻類、昆虫など。

 フォトギャラリー:第249回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2017年9月18日

 撮影時間:13時07分36秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 イカルチドリ(幼鳥?) Long-billed Plover Charadrius placidus

 分類:チドリ目 チドリ科

 全長:21.0cm

 翼開長:45.0cm

 分布:九州以北で留鳥または漂鳥。

 生息環境:河川、水田など。

 食性:昆虫など。

 フォトギャラリー:第158回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2017年9月18日

 撮影時間:07時17分25秒

 シャッタースピード:1/200秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 秋の渡りと言えば大阪南港野鳥園は小まめにチェックしておかねばならない。 先日識別の難しい写 真を撮ってしまったので野鳥ガイドに画像を見てもらう目的も有ったし、丁度いろんな所用が重なった ので大阪市内に出掛ける事にした。 例によって干潮と台風一過が重なったタイミングも良かった。  お陰でシギチの姿は少なくなかったが猛禽が飛ぶと一気に蹴散らされてしまう。 チュウヒが飛んだ時 も多くのシギチが一斉に飛び立ったが死角に隠れていたものまで姿を現してくれて却って都合が良か った。 そして何よりチュウヒ自体も僕にとっては大事な被写体だ。 キャプションの通り冬鳥だがごく少 数が大阪などでも繁殖しているらしくこの時季でも見られる事が有る。 もっともこの個体が日本の繁 殖個体か大陸から渡来したものかはチュウヒに聞いてみた訳ではないので不明だ。
 チュウヒが飛んでからしばらくして干潟の野鳥たちが落ち付いて来るとオオソリハシシギが近くにやっ て来た。 近くと言っても100mくらいの距離が有ったし逆光だったから画質は良くない。 しかし水面 のグラデーションが綺麗で絵になった。 こうして見ると奥のアオアシシギも嘴の長さを無視すればオオ ソリハシシギと大きさがさほど変わらない様に見える。
 この日はソリハシシギの小さな群れも居て干潟が賑わっていた。 画面右の個体は肩羽の辺りに黒 線が有る様に見えるので夏羽、左の個体はその線がはっきりしないので冬羽に移行中か幼鳥と思わ れる。
 この日はヨーロッパトウネンも居たそうだが僕は確認出来なかった。 個人的には過去2度撮影して いるので特に強いこだわりは無く他に所用が有ったので今回は撮影を諦めて早々に切り上げた。
 実はこの日最初に見たのは河川敷のイカルチドリだった。 コチドリ幼鳥との識別が難しいが羽を広 げた他のカットで翼帯状の紋様が写っていたし、この川では過去に度々イカルチドリを撮影しているの でイカルチドリ幼鳥と判断した(フォトギャラリー第158回他参照)。 この保護色だから砂利の中でじっ としていたら見つけられなかった筈だがもう1羽別のチドリらしき(イカルチドリかどうかは不明)が居て この個体が追い払っていたので見つける事が出来た。 折角見つけてもうっかりするとすぐに見失って しまうほど完璧無比な保護色だ。 いつも悩まされるが保護色だから絵的にも輪郭のはっきりしないも のになりがちだ。


 コチドリ:フォトギャラリー第54回参照
 ヨーロッパトウネン:フォトギャラリー第89回他参照



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