フォト_ギャラリー

2020年05月05日 [ 第552回 ]

 オオルリ,キビタキ,センダイムシクイ

 

 オオルリ(雄) Blue-and-white Flycatcher Cyanoptila cyanomelana

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:16.0cm

 翼開長:27.0cm

 分布:九州以北で夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の川沿の林など。

 食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。

 フォトギャラリー:第487回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2020年4月23日

 撮影時間:08時17分24秒

 シャッタースピード:1/125秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:1250

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 キビタキ(雄) Narcissus Flycatcher Ficedula narcissina

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:14.0cm

 翼開長:22.0cm

 分布:九州以北で夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。

 フォトギャラリー:第504回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2020年4月23日

 撮影時間:12時40分12秒

 シャッタースピード:1/3200秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:1250

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 センダイムシクイ Eastern Crowned Warbler Phylloscopus coronatus

 分類:スズメ目 ムシクイ科

 全長:13.0cm

 翼開長:19.0cm

 分布:九州以北で夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の林。

 食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。

 フォトギャラリー:第473回他参照 

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2020年4月23日

 撮影時間:10時44分21秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:1250

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 野鳥ファンを名乗るなら外せない夏鳥たちにも出番が回って来て前回までのアオバト漬けからようや く脱却出来た(それ以前に野鳥漬けかも・・・)。 農耕地だとお百姓さんと会ってしまうので(お百姓さん を避けるという意味ではなくて接触を避ける為に)少し足を延ばして山の中へ入った。 とは言え今回の 野鳥たちは人里でも見られる普通種だから初心者の人にもお勧めだ。 かく言う僕も初めてオオルリ やキビタキを見たのは地元でデジカメを持って探鳥を始めてから最初の春、ちょうど今の時季だった (フォトギャラリー第9回参照)。 今回のオオルリは初めてオオルリを見つけた11年前のあの時とたま たま同じ場所で見つけた。 もしかするとその子孫かも知れない。 オオルリやキビタキはカラフルなの で初めて見た時は誰しも感動すると思う。 何年か前の話だがキビタキを見つけて感動したという話を した初心者の人に「あんなものどこにでも居るよ」と水を差すような事を言ったベテランの人が居た。  確かにそうだけど自分も最初は感動したでしょと言いたかった。 誰でも最初は初心者だ。 僕は今で も自分はベテランだとは思ってない。 キビタキの居る所にはオオルリも居る可能性が高い。 ほぼ同 じ時季によく似た環境に棲息するからだ。 だからそういう場合には 「 今度はオオルリも見つかるかも 知れませんよ。 その付近をよく探してみて下さい 」 と励ますくらいの気遣いが欲しい。 ところでこの オオルリは尾羽を広げて威嚇のポーズを取っている様だ(求愛ポーズの可能性も有る)。 この付近で 営巣するつもりらしい。
 オオルリはさえずりが聞こえていたのでそれを頼りに見つけたがキビタキらしい声は聞こえていなか った。 だから姿を現した時は突然来たという感じだった。 前述の様に僕はベテランではないから見 慣れたキビタキでも今季初認となると 「 いよいよ来たか〜 」 とわくわくする。 このわくわく感はキャリ アが何年になっても忘れたくない。
 センダイムシクイはオオルリやキビタキと比べると地味なので見過ごされがちだが身近な野鳥なので 撮らない手は無い。 ムシクイの中では頭央線が目立つので識別が易しいが薄い個体も有るとされる しアングルなど撮影条件に恵まれなければ外見での識別は難しい。 他の識別点は喉から胸、腹にか けての体下面がウグイスなどの様な汚白色ではなくもっと白っぽい、大雨覆の先端が淡色で翼帯状に 見えるなどだがそういう特徴は他のムシクイにも有るし無ければセンダイムイクイの可能性は低いと否 定的に判断する材料の一つに過ぎないので参考程度だ。 確実なのはムシクイの例に漏れずさえずり を聞く事で、この時もそれが決め手だった。 敢えて片仮名で表現すると 「チヨチヨビー」 とさえずり、そ の聞きなしは 「焼酎一杯ぐいー」 などだ(野鳥のさえずりが聞きなし通りに聞こえたためしは無いけ ど・・・)。


 アオバト:フォトギャラリー第551回他参照
 ウグイス:フォトギャラリー第551回他参照



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