フォト_ギャラリー

2020年05月01日 [ 第551回 ]

 オシドリ,ウグイス,アオバト

 

 オシドリ(雌) Mandarin Duck Aix galericulata

 分類:カモ目 カモ科

 全長:45.0cm

 翼開長:69.5〜77.0cm

 分布:東北地方以北で夏鳥。それ以南で漂鳥または冬鳥。

 生息地:平地〜山地の林、湖沼、河川、水田など。

 食性:ドングリ、草など。

 レッドリスト:情報不足(DD)

 フォトギャラリー:第537回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2020年4月22日

 撮影時間:10時19分12秒

 シャッタースピード:1/1600秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ウグイス Japanese Bush Warbler Cettia diphone

 分類:スズメ目 ウグイス科

 全長:雄16.0cm 雌14.0cm

 翼開長:雄21.0cm 雌18.0cm

 分布:全国で漂鳥。

 生息環境:笹などの茂る林。

 食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。

 フォトギャラリー:第547回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2020年4月22日

 撮影時間:08時14分05秒

 シャッタースピード:1/640秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 アオバト White-bellied Green Pigeon Treron sieboldii

 分類:ハト目 ハト科

 全長:33.0cm

 翼開長:55.0cm

 分布:九州以北で留鳥または漂鳥。

 生息環境:平地〜山地の森林、海岸など。

 食性:木の実、種子など。

 フォトギャラリー:第550回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2020年4月22日

 撮影時間:09時36分20秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 凝りもせずタカの渡りを狙って虚空を見上げているとよくカルガモが飛ぶのでてっきりそうだと思いな がらもシャッターを切ってみたら何とオシドリだった。 もうとっくに渡去したものと思っていたがどう見て もオシドリの雌だ。 恐らくもっと南方で越冬していた個体が上空を通過して行ったのだろう。 おかげ で個人的な記録で近畿圏におけるオシドリの終認記録を大幅に更新した(これまでの記録は2月22 日)。 どうせいつもと同じだと決めつけてカルガモなんか要らない等と手を抜いていたら気付かず仕舞 いになるところだった。 予断を持たずひたすら実直に探鳥をする中にこそ新たな発見が有る。 これ こそが僕の目指しているバードウォッチングだ。
 それはさておきこの現場の常連さんたちももちろん撮れた。 このウグイスはソングポストが決まって いて頻繁にこの枝に止まってさえずる。 本腰を入れて狙えば確実に撮れる。
 そしてもうフォトギャラリーに出過ぎとも言えるアオバト。 ここでは今キジバトより多いので嫌でも撮れ る。 こんなに居るのに何故これまでもっと頻繁に見られなかったのか? これまでこの近辺では半径 数キロに範囲を広げても多い年で年間3回程度しか見られていない。 今まで素通りしていたからたま たま見逃していたのか、それとも今年が特別多いのだろうか? フォトギャラリーには去年まで累計8 回掲載しているが今年は4月以降だけで既に7回目の掲載だ。 もう撮れなくていいと思えるくらいだが それは贅沢な悩みというものだろう。
 ところで最近の報道によれば繁華街における人出の減少率が梅田で連日80%を超えていて全国で もトップレベルの好成績だ。 新たな感染者もそれに比例して東京などと比べると人口比で見ても少な く推移している様だ。 いつもメディアからバカにされている大阪だがこの結果は誇りに思っていいと思 う。 ほとんどの大阪府民は言われている程モラル意識が低いという事は無い。 やる時はやるのだ。  緊急事態宣言が延長されるとの事だがこの調子であと一息頑張りたい。 僕個人としては毎年この 時季に遠征している舳倉島も今季は諦めねばならない。 思えば人類の歴史は試練との闘いの連続 だった。 多くの犠牲を払いながらその全てを克服し生き残って来た。 最後は必ず人類が勝利して来 たのだ。 ウイルスは生物の細胞内にとどまってなければ増殖する事はおろか長時間存在する事さえ 出来ない。 コロナウイルスが何ヶ月も地上に存在しているのは人間の体内にとどまりながら人から人 へ感染するからでウイルス自体は非常にもろいものだ。 体外に排出されたウイルスはどこかに感染 しなければ短時間で死滅してしまう(ウイルスが生物でないとすれば死という概念も無いのだが)。 つ まり人と人が接触しないという最も原始的な手段で排斥可能な敵なのだ。 人間社会ではそう簡単に出 来ない事だとは分かっているが意外にもこちらの意識ひとつであっけなく終る事だって有り得ない話で はないという事になる。 もちろん最終的には人類の英知を結集して制圧するんだろうけど一般人の 我々なりに当面の危機を脱する事を考えねばならない。 出来るだけ短期間で収束させるためにも今 が頑張りどころだと思う。
 文明社会は自然界の生存競争から隔絶された安全な場初だと思われがちだがウイルス禍によって 決してそんな事はないと再認識出来た。 野鳥たちも彼らの世界で頑張って生き残っている。 住んで る世界は違うが野鳥たちに出来て我々人間に出来ないはずが無い。


 カルガモ:フォトギャラリー第482回他参照
 キジバト:フォトギャラリー第61回参照



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