フォト_ギャラリー

2019年08月01日 [ 第485回 ]

 サンコウチョウ,クロツグミ

 

 

 サンコウチョウ(上=巣立ち雛、下=雌と思われる) Japanese Paradise Flycatcher  Terpsiphone atrocaudata

 分類:スズメ目 カササギヒタキ科

 全長:雄45.0cm 雌18.0cm

 翼開長:28.0cm

 分布:本州以南で夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の林。

 食性:昆虫。

 フォトギャラリー:第480回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2019年7月16日

 撮影時間:12時47分50秒

 シャッタースピード:1/160秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2019年7月16日

 撮影時間:12時50分55秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 

 クロツグミ(上=雄、下=雌) Japanese Thrush Turdus cardis

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:22.0cm

 翼開長:34.0cm

 分布:九州以北で夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:ミミズ、幼虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第462回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2019年7月16日

 撮影時間:14時01分24秒

 シャッタースピード:1/60秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2019年7月16日

 撮影時間:14時03分43秒

 シャッタースピード:1/100秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 2016年の2月頃から携帯電話の歩数計アプリで測り始めた歩数の累計がこの日何と1万kmを突 破し10,015.995km(14,324,141歩)に到達した。 この3年半で地球を直線距離で4分の1 周、単純計算で1日平均約7.9km(11,359歩)歩き続けたという計算になる。 1万kmと言えば光 速ですら30分の1秒も掛かる距離だ。 1日の歩数は知れているが日々の蓄積がいかに大きな結果 に繋がるかという事に我ながら改めて驚く。 ところで歩数計アプリはGPSの位置情報から移動距離を 測っているはずだがそんな単純な計算をしている訳ではなく想像を遥かに超える複雑な演算をしてい る様だ。 まず驚くのが車で移動した距離は測らないこと。 移動速度などから歩行とは違うと判断して いるのかなと思っていたが更に驚いたことに去年フェリーに乗った時に試してみたら何と移動するフェ リー上で歩いたぶんは測っていた。 しかもどの方向へ歩いてもかなり正確に歩数を測った。 フェリー の進行方向に向かって歩けばGPS衛星から見ればフェリーが加速した様にしか見えないだろうし逆方 向に歩けば単にフェリーが減速した様に見えるだろう。 しかし前に向かっても後ろに向かっても横に 移動しても歩いたぶんだけきちんと計測した。 もちろんじっと立っていれば計測しない。 因みに携帯 電波の全く届かない洋上だった。
 ところで本題。 いつもの撮影ポイントへ行ってみたら期待通りにサンコウチョウのそれも巣立ちして 間もないと思われる雛が撮れた。 尾羽は伸びて来ているがまだ頭部の羽毛が生え揃ってない様に見 える。高い木の上の方に居て非常に撮り辛かったがじっとしていたので何とかその姿を捉える事が出 来た。 雄成鳥(楔尾)ほどではないが尾羽が伸びていれば特徴の有る形なので雛にしては割と同定 は易しい。 巣立ち雛が撮れたのは5年ぶりでその時もこの現場付近だった(フォトギャラリー第147 回参照)。 狙った訳ではないが5年前は7月15日、今回は1日違いの7月16日だ。 しばらく観察し ているとそばに雌成鳥の姿も有った。 画像がこれだけなら背面が見えないので中央尾羽の落ちた雄 の可能性も有るが別カットで茶褐色の背面が見えた。 ならばやはり雌なのかと言うと、どっこい話は そう単純ではなく雄の中には背面が雌とそっくりな茶褐色のタイプも有ると言われるから雌と断定は出 来ない(フォトギャラリー第191回参照)。 いずれにせよこの2羽は親子と思われる。 この親が5年 前の巣立ち雛だったという可能性も有る。 親が落ち着かない様子だったので撮影は程々にして少し 離れた所まで後退した。
 このエリアでは春先にクロツグミを撮っている(フォトギャラリー第460回参照)。 それらしい声だけ は最近も聞こえていた。 サンコウチョウだけでは物足りないと感じた貪欲な僕はまたそういうのが居な いかなぁと周辺でしばらく探鳥してみたがこれと言ったシャッターチャンスも無く諦めて帰路につくと視線 の先の路上に妖しい鳥影が見えた。 薄暗い林の中で保護色なので肉眼ではぼんやりとシルエットし か見えなかったが雰囲気でクロツグミと直感した。 先に見えたのは雄の方で路上で何かついばんで いた。路上と言っても路面が苔むすほど交通量が少ない山の中なのでいろんな物が堆積し林床みた いになっていて餌となるものも沢山有るのだろう。 僕の存在をあまり意識する様子も無く熱心に何か を採餌していた。 地味な鳥だがなかなか見られないので野鳥ファンの間でも狙っている人が多い人気 者だ。 雄を撮影しているとファインダー内に別個体も見えた。 よく見るとそれは思った通り雌だった。  恐らく番いだろう。 雌は雄よりも更に保護色だからよく見えないままシャッターを切っていると見やす い道の真ん中に出てくれた。 珍しく雌雄のツーショットも撮れたが拡大しないとよく分からない画像な のでお蔵入り。 個人的に7月は1年で最も探鳥が難しく毎年苦戦するがこの日は大収穫だった。 い つもこんないい日ばかりという訳には行かず空振りに終る日も多い。 やはりここでも日々の蓄積がモ ノを言うという事なのだろう。


 初歩のバードウォッチング:尾の形参照



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