フォト_ギャラリー

2019年01月30日 [ 第438回 ]

 タゲリ,ケリ,イカルチドリ,クサシギ,コジュケイ,余録;収斂進化

 

 タゲリ Northern Lapwing Vanellus vanellus

 分類:チドリ目 チドリ科

 全長:32.0cm

 翼開長:71.5cm

 分布:東北地方以北で旅鳥、それ以外で冬鳥。

 生息環境:水田、畑、河川、干潟など。

 食性:ミミズ、昆虫など。

 フォトギャラリー:第432回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2019年1月21日

 撮影時間:10時22分54秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ケリ(左手前) Grey-headed Lapwing Vanellus cinereus

 分類:チドリ目 チドリ科

 全長:36.0cm

 翼開長:75.0cm

 分布:中部・近畿で留鳥。その他地方で夏鳥または冬鳥。

 生息環境:河川、水田など。

 食性:昆虫など。

 レッドリスト:情報不足(DD)

 フォトギャラリー:第384回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2019年1月21日

 撮影時間:10時23分10秒

 シャッタースピード:1/2500秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 イカルチドリ Long-billed Plover Charadrius placidus

 分類:チドリ目 チドリ科

 全長:21.0cm

 翼開長:45.0cm

 分布:九州以北で留鳥または漂鳥。

 生息環境:河川、水田など。

 食性:昆虫など。

 フォトギャラリー:第432回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2019年1月21日

 撮影時間:09時49分08秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 クサシギ Green Sandpiper Tringa ochropus

 分類:チドリ目 シギ科

 全長:24.5cm

 翼開長:46.0cm

 分布:全国で旅鳥または冬鳥。

 生息環境:水田、湿地、河川など。

 食性:甲殻類、貝類、ミミズなど。

 フォトギャラリー:第361回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2019年1月21日

 撮影時間:11時52分47秒

 シャッタースピード:1/2500秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 

 コジュケイ Chinese Bamboo Partridge Bambusicola thoracicus

 分類:キジ目 キジ科

 全長:27.0cm

 翼開長:40.0cm

 分布:本州、四国、九州などで留鳥。外来種。

 生息環境:平地〜山地の林、農耕地など。

 食性:種子、芽、葉、昆虫、蜘蛛など。

 フォトギャラリー:第432回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2019年1月21日

 撮影時間:15時05分36秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2019年1月21日

 撮影時間:15時05分39秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 去年暮れにタゲリを見つけた農耕地でまたタゲリとケリ数羽づつの群れが一緒に居た(フォトギャラリ ー第432回参照)。 初めはもっと近い所に居たが僕が気付く前に飛んでしまったがそう遠くない所に 降りてくれた。 あいにくの曇天でタゲリの色が出ていないのが心残りだ。
 今回はケリも没にせずタゲリとツーショットで掲載。 望遠レンズは被写界深度が浅いのでタゲリはボ ケてしまったが絞り優先撮影にもかかわらず咄嗟に絞り込む心のゆとりは無かった(タゲリの画像も右 下に写っているケリはピンボケ)。 繁殖期には攻撃的なケリもこの時季は普通に逃げる。 両種は種 としても近く習性も似ているはずなのに不思議な事に外見はこんなに違う。 別種でも似た環境に居れ ば似た形に進化する傾向が有る(収斂進化)のにこんな事も有るのだから自然界は分からない(下記 余録参照)。
 撮影時間は前後するがイカルチドリとクサシギも暮れに見たのと同じ所で見つけた。 イカルチドリは 別の川にも居た。 飛んでくれないと識別が難しいので飛ぶのを待っていたがそういう時に限って飛ん でくれない。 野鳥たちはあと0.5秒待ってくれたら撮れていたのにという時にはよく飛んでしまうのに いざ飛んで欲しい時には何故かじっと動かない。
 クサシギは斜逆光になってしまった。順光側に回り込みたかったが既に警戒されていたのでその前 に飛ばれてしまった。
 帰路についていた僕の前方にコジュケイ一家が現れた。 実はそんな気がしていた。 予期してその 名を口ずさみながら歩いていたら本当にその姿が有った。 基本的に藪の中に居る鳥なので僕の姿を 認めるなり土手の上にジャンプして隠れてしまった。


 余録;収斂進化(しゅうれんしんか)

 近縁関係ではない異なる生物種が類似した形態に進化する事。 例えばモグラは脊椎動物、ケラは 節足動物であり生物種としては遠い関係にあるが土中での生活に適応した結果、穴を掘るのに適した 前足に進化し互いに類似した形態を持つ。

 
 モグラの前足

 
 ケラの前足



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