フォト_ギャラリー

2018年12月19日 [ 第428回 ]

 ハイタカ,ミヤマホオジロ,ミソサザイ,

 

 

 ハイタカ(幼鳥) Eurasian Sparrowhawk Accipiter nisus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄32.0cm 雌39.0cm

 翼開長:60.0〜79.0cm

 分布:本州以北で留鳥または冬鳥。

 生息環境:森林、農耕地。

 食性:鳥類、小型哺乳類など。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第427回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年12月11日

 撮影時間:09時32分42秒

 シャッタースピード:1/2500秒

 絞り値:F4.5

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:70mm(換算105mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年12月11日

 撮影時間:09時34分15秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ミヤマホオジロ(雄) Yellow-throated Bunting Emberiza elegans

 分類:スズメ目 ホオジロ科

 全長:16.0cm

 翼開長:21.0cm

 分布:全国で冬鳥。

 生息地:山地の林など。

 食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。

 フォトギャラリー:第427回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年12月11日

 撮影時間:13時32分00秒

 シャッタースピード:1/250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ミソサザイ Winter Wren Troglodytes troglodytes

 分類:スズメ目 ミソサザイ科

 全長:10.5cm

 翼開長:15.5cm

 分布:沖縄を除く全国で留鳥。

 生息環境:平地〜山地の河川、渓流、沢など。

 食性:昆虫、蜘蛛など。

 フォトギャラリー:第341回他参照 

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年12月10日

 撮影時間:10時24分17秒

 シャッタースピード:1/50秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 いつもの鉄板ポイントへ行ってミヤマホオジロの小さな群れを撮影していたら突然大きな翼がはため いた。 その翼は一瞬後ミヤマホオジロが隠れたと思われる藪の中へ消えた。 しばらく沈黙の時間が 流れたあと再び現れたそれは木々の狭間を舞ったあと至近距離の枝に止まった(画像はこの時のも の)。 その正体は予想通りハイタカだった。 胸の三日月斑から幼鳥と思われる。 先日逃した止まり 物をリベンジすることになったがあの時とは別の現場だ(フォトギャラリー第423回参照)。 こういうチ ャンスに慌ててカメラを構えるとあの時の様に飛ばしてしまうことになるから、はやる気持ちを抑えて冷 静に対応しなければならないが口で言うほど簡単に出来ることではない。 見たところ何も捕まえてい ない様なので狩りには失敗したらしい。 幼鳥ゆえ未熟だったせいだろう。 複雑に絡まり合う小枝が 被って邪魔だがこの体勢のまま10分近くもじっとしていてくれた。 因みに飛び物の方は藪の中から飛 び出して来るところを狙ったのでより確実に画像を得る事を優先し70mmにズームアウトしていたから 画質を犠牲にして大きく引き伸ばしトリミング(※)しているが必然的に被写界深度が深くなりシャッター スピードも稼いでいるのでこの選択は間違ってなかった(一般に広角レンズの方が望遠レンズより被写 界深度が深い傾向が有るのでズームアウトすると概ねピントが合焦している範囲が深くなる)。
 一方命拾いしたミヤマホオジロは長時間隠れたままだったがやがてカエデの木の下に出て来てくれ た。 しかし後から画像を見て地面にカエデの種とは明らかに違う餌が撒かれているらしいことが分か った。 どうやら前日以前に撒かれたものの残りらしい。 こんな事をしなくてもミヤマホオジロくらいいく らでも撮れる。 お陰で折角の画が台無しだ。 没にすることも考えたがこういう事(餌付け)をすると変 な画になってしまうということを分かってもらう為に敢えて掲載することにした。 たとえ餌は写っていな かったとしてもいかにも「餌付けしました」という画像を貼っていたら自分の技量の低さを宣伝している みたいで恥ずかしいと思うのが普通だ。あー恥ずかしい・・・
 この前日には別の場所で長らく姿を見なかったミソサザイにやっと会えた。 しかし物陰に隠れて顔を 見せてくれただけだったからこの画像だ。 小枝や葉が被って見栄えのしないこんな画で「技量」もヘチ マも無いがこれこそが野鳥本来の姿をよく表していると言えるから少なくとも恥ずかしいとは思わない。  小枝なんか被らないに越した事は無いがこういう画になった理由は簡単な事だ。僕が気付くより先に 向こうが僕に気付いたからだ。 居場所は分かったからどうしても撮りたいと思えば餌付けなんかしなく ても近いうちにもう少しマシな画は撮れるだろう。

 (※)トリミング:画像を拡大した時などに周辺の不要部をカットすること。



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