フォト_ギャラリー

2018年09月28日 [ 第404回 ]
 
 ダイシャクシギ,アカアシシギ,ソリハシシギ,余録;大阪南港野鳥園の復旧状況

 

 

 

 ダイシャクシギ Eurasian Curlew Numenius arquata

 分類:チドリ目 シギ科

 全長:58.0cm

 翼開長:80.0〜100.0cm

 分布:全国で旅鳥または冬鳥。

 生息環境:干潟、河川など。

 食性:甲殻類、貝類、ゴカイ、昆虫など。

 フォトギャラリー:第64回参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年9月18日

 撮影時間:12時47分46秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2018年9月18日

 撮影時間:12時47分51秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2018年9月18日

 撮影時間:13時21分42秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 

 アカアシシギ(幼鳥と思われる) Common Redshank Tringa totanus

 分類:チドリ目 シギ科

 全長:28.0cm

 翼開長:50.5cm

 分布:全国で旅鳥。北海道で夏鳥。

 生息環境:湿地、水田、干潟など。

 食性:甲殻類、貝類、昆虫など。

 レッドリスト:絶滅危惧U類(VU)

 フォトギャラリー:第400回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年9月18日

 撮影時間:11時11分56秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 撮影日:2018年9月18日

 撮影時間:11時12分27秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×





 

 ソリハシシギ Terek Sandpiper Xenus cinereus

 分類:チドリ目 シギ科

 全長:23.0cm

 翼開長:57.0〜59.0cm

 分布:全国で旅鳥。

 生息環境:水田、河川、干潟など。

 食性:甲殻類、昆虫など。

 フォトギャラリー:第319回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年9月18日

 撮影時間:10時18分37秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F16

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:1000mm(換算1500mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon Reflex−NIKKOR・C 1:8 f=500mm
        :Nikon Teleconverter TC−201 2×


 また干潮のタイミングが巡って来たので大阪南港野鳥園へ行ってみた。 早い段階からダイシャクシ ギが居るのは分かったが北観察所の近くが好きらしくなかなか近くに来てくれなかった。 台風直後に は入れた北観察所の方はこの日は立入が制限されていて近づけず展望塔からは余りにも遠くて画に なりそうもなかったのでダイシャクシギの方から寄って来てくれるのをひたすら待つしかなかった。 よう やく少し近い所へ飛んで来てくれたのは午後になってからだった。 個人的には6年半前に撮影して以 来で何故かその時は本編への掲載を見送りその2年後になって余録に載せた(フォトギャラリー第13 9回余録参照)。 従ってフォトギャラリー本編には7年半ぶり2回目の掲載となった。 その過去2回は どちらも北観察所から撮影したものだった。
 アカアシシギは先日撮影したものと同一個体だろうか? 足の赤さが淡いのでキアシシギだと思って いる人も居たがキアシシギの足にはこんな赤味は無いし体上面に目立った斑紋が無い。
 足の色だけで比較するとむしろ次のソリハシシギの方がキアシシギに近い色をしている。 しかしダッ クスフントの様に短足でちょこまかと走り回っているイメージだし嘴が上に反っているので見間違う事は 無い。
 ところで潮汐(潮の干満)は何故起こるかと言うと多くの人が知っている通り月の引力が海水を引っ張 るからだ。 月は1ヶ月弱で地球の周囲を公転しているが地球自体が毎日自転しているので見かけの 月は1日で地球の周りを1周している様に見える。 月が頭上に来た時に引力が最大化するので満潮 になるが不思議な事に月が地球の裏側に有る時にも満潮になる。 つまりほぼ毎日2回づつ満潮と干 潮を繰り返す事になる。 そして太陽の引力も月の半分程度影響しているので太陽が月と同じ方向に なる時と反対側の正面になる時その影響が極大になる。 つまり新月や満月の時に大潮となり干満差 が大きくなる。 上弦の月と下弦の月(半月)の時は月と太陽が打ち消し合うので小潮になる。 月が頭 上から去って水平線の下になる頃に野鳥ファンが待ちこがれる干潮になるはずだが実際の干満は地 形などの影響も受けるので地域によってずれる。 大潮の干潮が観察しやすい時間帯になる日がシギ チ観察のチャンスとなるがその条件が揃う日は限られている。 月の運行は予測出来るので気象庁の HPで潮位予測が2週間分くらい先まで公表されている。 それを参考に撮影計画を立てるのが一般的 だ。 但しダイシャクシギなど足も嘴も長い大型のシギは満潮に近い時でも採餌が可能なので干潮に 限らず観察出来る場合が有るし自然界には未知数な部分も多いのでどんな可能性が転がっているか 分からない。 例えば初めてここを訪れた8年半前、初心者の僕は干潮など全く考えていなかったから その時は満潮だったがシベリアオオハシシギが目の前に来た(フォトギャラリー第46回参照)。 とは 言え一方で干潮の時の方が圧倒的にシギチの数が増えるのも事実だから確率を考えればそこを狙う のが得策という事になる。
 因みに月は主惑星に対する大きさの比率が太陽系で最大の衛星だ。 だから地球に対する影響が それだけ大きいと言える。 また月はわずかづつ地球から遠ざかりつつある事が分かっている(と言っ ても年間ほんの数センチ)。 始祖鳥や恐竜の時代にはもっと大きく見えていたはずだ。


 キアシシギ:フォトギャラリー第401回他参照


 余録;
 大阪南港野鳥園の復旧状況
 
 フォトギャラリー第400回の余録4枚目と同じ位置から撮影。 展望塔から駐車場周辺だけ倒木の片 付けが出来ていて北観察所、はばたきの丘、さえずりの丘方面は立入が制限されていた。


 
 展望塔から北観察所を望むと観察窓上部の庇の左半分が無くなったままなのが見えた(フォトギャラ リー第400回の余録6枚目参照)。



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