フォト_ギャラリー

2018年07月03日 [ 第388回 ]

 コムクドリ,ノゴマ,ウミネコ,,ウトウ

 民宿栄丸に到着してもゆっくりする暇は僕には無かった。 まだまだ明るいので大人しく部屋に閉じこ もっている様な僕ではない。 夕食前にロケハンを兼ねて少し探鳥してみた。





 

 コムクドリ(雄) Chestnut-cheeked Starling Agropsar philippensis

 分類:スズメ目 ムクドリ科

 全長:19.0cm

 翼開長:32.0cm

 分布:中部地方以北で夏鳥、それ以南で旅鳥。

 生息環境:平地〜山地の林。

 食性:昆虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第377回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年6月1日

 撮影時間:16時35分26秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:北海道

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 民宿の近くに当たり前の様にコムクドリの姿が有った。 とっとと上陸後第1号を撮影していったん宿 に戻る。


 
 6月1日17:09

 夕暮れに合わせてウトウを撮りに赤岩まで歩きたいという僕の都合の為に夕方5時から夕食を用意 して頂いた。 この日は屋外で海鮮料理のバイキング。 海鮮丼とホタテとタコとイカと肉と魚とつぶ貝。  酔わない程度に生ビール。





 

 ノゴマ(雄) Siberian Rubythroat Luscinia calliope

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:16.0cm

 翼開長:23.0cm

 分布:北海道で夏鳥、本州以南で旅鳥。

 生息環境:平地〜山地の草原、林など。

 食性:昆虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第185回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年6月1日

 撮影時間:18時25分01秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:北海道

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 夕食後、赤岩までの道すがら繁殖地でしか聞けないノゴマのさえずりが島のあちこちで聞けた。





 

 ウミネコ(営巣) Black-tailed Gull Larus crassirostris

 分類:チドリ目 カモメ科

 全長:46.0cm

 翼開長:120.0cm

 分布:全国で留鳥または漂鳥。

 生息環境:沿岸、港、干潟、河川など。

 食性:魚類など。

 フォトギャラリー:初登場

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年6月1日

 撮影時間:18時29分15秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:北海道

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 黒崎海岸はウミネコの繁殖地。道路から見える範囲で手早く撮影。 最も普通に見られるカモメの一 つだがこれまで使いどころが無くて何とフォトギャラリー初登場。


 
 6月1日18:56

 赤岩灯台

 赤岩灯台まで宿から1時間かけて歩いた。 島内では観光バス(ガイド付きツアー)や車、レンタサイ クルなどで移動する人がほとんどだが僕は経費削減のため日頃鍛えた脚力で長い上り坂をひたすら 歩いた。


 
 6月1日18:57

 ウトウの巣穴

 天売島はウトウの世界一の繁殖地との事でここが営巣地。 通路脇の斜面などにおびただしい巣穴 が有る。 この中では親鳥が餌をくわえて帰って来るのを雛が首を長くして待っているはずだ。


 
 6月1日18:58

 ちなみに通路の先の展望台は海面からの高さ百数十メートルの断崖絶壁の上に設置されているの で高所恐怖症の人には充分すぎるスリルが味わえる。 見下ろすとはるか眼下に尖った赤岩が見えそ の手前の死角になった岩窟には天売島の主役ウミガラス(オロロン鳥)の巣が有るはずだ。 海からの 暴風が吹き荒れていた。


 
 6月1日18:59

 赤岩


 
 6月1日19:00





 

 

 ウトウ Hornbilled (Rhinoceros) Auklet Cerorhinca monocerata

 分類:チドリ目 ウミスズメ科

 全長:38.0cm

 翼開長:63.0cm

 分布:東北地方南部以北で留鳥または夏鳥、それ以南で冬鳥。

 生息環境:繁殖期は沿岸、冬季は沖合。

 食性:魚類など。

 フォトギャラリー:第387回参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年6月1日

 撮影時間:19時34分41秒

 シャッタースピード:1/100秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:6400

 撮影地:北海道

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年6月1日

 撮影時間:19時47分32秒

 シャッタースピード:1/20秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:12800

 撮影地:北海道

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 暗くなってからウトウが魚を嘴いっぱいにくわえて帰って来た。 暗くなってから帰って来る訳は2枚目 の右側に写っているオオセグロカモメ(?)だ。 餌の横取りを狙って多くのオオセグロカモメが巣穴の 前で露骨に待ち構えている。 だから闇に紛れて巣穴に戻ろうとしているのだ。 初めの内は撮影に手 こずったがしばらくするとだんだん帰巣コースのパターンが読めて来て何とか撮影出来た。 1枚目はA F、2枚目は置きピン(※)で撮った。 飛んで来た勢いそのままにウトウが巣穴に飛び込む時はバサッ と凄い音がする。 撮影の限界まで頑張ったがストロボを使用しないのでこの画像で我慢だ。 この後 また1時間かけて民宿まで歩いて帰って僕の刺激的な天売島初日が終った。


 (※) 置きピン:あらかじめ任意の位置に合わせてピントを固定し被写体がその位置に来た時にシャ ッターを切る撮影法。


 オオセグロカモメ:フォトギャラリー第299回他参照



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