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2018年05月29日 [ 第377回 ]

 シベリアアオジ,コムクドリ,コホオアカ,シマノジコ,カラムクドリ,カシラダカ

 舳倉島の島内を一巡して民宿つかさ前に戻って来た僕は広場の木に止まるコムクドリを発見し観察 窓に陣取った。ここから目の回る様な事態が訪れるとは知る由も無かった。

 

 シベリアアオジ(雌) Black-faced Bunting Enberiza spodocephala spodocephala

 分類:スズメ目 ホオジロ科

 全長:不詳 

 翼開長:不詳

 分布:主に日本海側、九州以西で少ない旅鳥。

 生息環境:平地〜山地の林、農地など。

 食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。

 フォトギャラリー:第374回他参照

 撮影難易度:★★★★☆


 撮影日:2018年5月9日

 撮影時間:09時21分28秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F7.1

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 

 

 

 コムクドリ(上・下=雌、中=雄) Chestnut-cheeked Starling Agropsar philippensis

 分類:スズメ目 ムクドリ科

 全長:19.0cm

 翼開長:32.0cm

 分布:中部地方以北で夏鳥、それ以南で旅鳥。

 生息環境:平地〜山地の林。

 食性:昆虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第298回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2018年5月9日

 撮影時間:09時21分58秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F7.1

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年5月9日

 撮影時間:10時03分31秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F7.1

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年5月9日

 撮影時間:10時44分26秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F7.1

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 まず目の前に居た無警戒なシベリアアオジ雌を撮影し続いて初めに見つけたコムクドリ雌を撮影。  幼鳥は嘴が淡色なのでこれは成鳥雌。 便宜的に種別にレイアウトしているがここからコムクドリの2 枚目を撮影するまでの40分ほどの間に怒涛の珍鳥ラッシュが巻き起こる。 きっちり時間軸順に並べ たら訳が分からなくなる程だ。


 

 コホオアカ Little Bunting Emberiza pusilla

 分類:スズメ目 ホオジロ科

 全長:13.0cm

 翼開長:不詳

 分布:主に日本海側の島嶼部で旅鳥または稀な冬鳥。

 生息環境:平地の林、草原、農地など。

 食性:昆虫、種子など。

 フォトギャラリー:第113回参照 

 撮影難易度:★★★★☆


 撮影日:2018年5月9日

 撮影時間:09時39分22秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F7.1

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 コホオアカは数羽の群れが割と早い段階から視界に入っていた。 これは喉の部分が赤褐色の濃色 型だ。 コホオアカにはこの部分が淡いクリーム色の淡色型も有るが個体差なのか年齢や季節による 変化なのか他の理由によるものなのかはよく分からない(フォトギャラリー第113回参照)。


 

 

 シマノジコ(雄) Chestnuy Bunting Emberiza rutila

 分類:スズメ目 ホオジロ科

 全長:14.0cm

 翼開長:不詳

 分布:全国で稀な旅鳥。

 生息環境:平地の農耕地、草地、林縁など。

 食性:草の種子、昆虫、蜘蛛など。

 フォトギャラリー:第231回参照 

 撮影難易度:★★★★☆


 撮影日:2018年5月9日

 撮影時間:09時43分42秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F7.1

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年5月9日

 撮影時間:10時57分31秒

 シャッタースピード:1/1600秒

 絞り値:F7.1

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 この後かねてから目撃情報の有ったシマノジコが現れた。 雌は見た事が有るが雄は初見だ。 図 鑑で見るより遥かに鮮やかな色でこれぞ珍鳥というオーラを発散していた。 1枚目と2枚目は微妙に 羽色が異なって見えるので別個体の可能性が有る。 2枚の画像の間には1時間以上の時間差が有 る。 何か(主にカラス)に驚いて飛び去ると30分くらい戻って来ないという行動パターンだった。


 

 

 カラムクドリ(上=雄、下=雌と思われる) White-shouldered Starling Sturnia sinensis

 分類:スズメ目 ムクドリ科

 全長:20.0cm

 翼開長:32.0cm

 分布:主に九州南部、南西諸島で少ない冬鳥または旅鳥。

 生息環境:平地の農耕地、牧草地など。

 食性:木の実、昆虫など。

 フォトギャラリー:初登場

 撮影難易度:★★★★☆


 撮影日:2018年5月9日

 撮影時間:09時49分49秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F7.1

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2018年5月9日

 撮影時間:09時49分53秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F7.1

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 そして一つの案件がまとまる前に畳み掛ける様に数羽のカラムクドリが現れた(つまりシマノジコ1枚 目などと同時進行)。 上の個体は雨覆(小雨覆・中雨覆・大雨覆)の白色部が大きいので雄、下の個 体は灰褐色で白色部が小さいので雌と思われる。 どちらも虹彩は青灰色。 こういう時に限ってカメラ マンがほとんどおらず僕の他にはご夫婦連れが1組だけだった。 カラムクドリは短時間で姿が見えな くなったがマミチャジナイが数羽出たり入ったりしていた(画像は割愛)。


 

 カシラダカ(雄夏羽) Rustic Bunting Emberiza rustica

 分類:スズメ目 ホオジロ科

 全長:15.0cm

 翼開長:24.0cm

 分布:本州以南で冬鳥。北海道で旅鳥。

 生息地:平地〜山地の林、農地など。

 食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。

 フォトギャラリー:第366回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年5月9日

 撮影時間:10時35分32秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F7.1

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 この錚々たるメンバーの中でカシラダカを掲載したのには訳が有る。カ シラダカの夏羽は渡去直前 の時季に大阪でも見られる事は有るが換羽途中のものが多くここまではっきりした夏羽はなかなか見 られない。 珍鳥ばかりが野鳥ではないし普通種であっても普段見られない羽衣に注目すればバード ウォッチングの厚みが増す。 但しこの画像は写真としては後ピン(※1)気味で宜しくない。 被写界深 度は後ろに広い傾向が有るからどちらかと言えば前ピン(※2)の方がマシな画になる。 フォーカスポ イントできっちり合焦するのがベストなのは勿論だが被写体が小さくて合わせ辛い時は手前の目標物 から合わせるのがベターという事になる。 恥ずかしながらそれを怠った見本がこの画像だ。
 結局午前中いっぱいここに腰を据えて時の経つのも忘れるほど撮影に没頭した。


 (※1)後ピン:被写体の後方にピントが合焦している状態。
 (※2)前ピン:被写体の手前にピントが合焦している状態。

 マミチャジナイ:フォトギャラリー第298回他参照



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