フォト_ギャラリー

2018年03月21日 [ 第359回 ]

 アカゲラ,ヒガラ

 

 アカゲラ(雌) Great Spotted Woodpecker Dendrocopos major

 分類:キツツキ目 キツツキ科

 全長:24.0cm

 翼開長:38.5cm

 分布:九州以北で留鳥。

 生息環境:平地〜山地の林。

 食性:昆虫、幼虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第351回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年2月26日

 撮影時間:13時03分54秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル 

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ヒガラ Coal Tit Periparus ater

 分類:スズメ目 シジュウカラ科

 全長:11.0cm

 翼開長:17.0cm

 分布:九州屋久島以北で留鳥または漂鳥。

 生息環境:山地の林など。

 食性:昆虫、蜘蛛、種子など。

 フォトギャラリー:第329回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年2月28日

 撮影時間:10時29分25秒

 シャッタースピード:1/500秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:兵庫県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 アカゲラはこの1ヶ月前に見つけたのと同じ木でまた見つけた(フォトギャラリー第351回参照)。 し かも今回も前回と同じ雌だから同一個体ではないかと思われる。 枝が入り組んだ大木だから今回も 見つけてからが大変だった。 アカゲラの特徴である肩羽の逆八の字の白斑が右半分だけ事故換羽 中なのかオオアカゲラみたいに見える。
 松の木で採餌しているヒガラを撮って後で画像を見たら嘴に何かの幼虫らしきものをくわえていた。  こういう画像は(僕の場合)狙って撮れる訳ではなくたまたま写っていたという場合が多い。 だから見 慣れた野鳥でも手を抜かず撮っておく様にしている。 今回はその成果が出た訳だからこの結果はた またまではないとも言える。
 ふと野鳥の撮影を時代劇の撮影と比較してみた。 時代劇の中の世界にはカメラは存在しない事に なっている。 時代劇に限らず映像を見ている方もカメラの存在は意識せず劇中にそんな物は無いと いう前提で作品の中に入り込む。 いちいち「一体誰が撮っているんだ?」などとは考えない。 一方自 然界にもカメラは存在せずそんな物が無くても既に成立している世界だからカメラの存在はあまり意識 の中に入って来ない。 しかし時代劇と決定的に違うのは被写体がカメラマンの存在と深く関わってい る事だ。 だから野鳥がその存在に気付けばしばしばカメラ目線になるし基本的にカメラマンから逃げ る。 ブラインドなどでよほど巧く隠れていなければ多くの場合カメラマンの存在が被写体に影響してそ ういう画像になる訳だから第三者的なドキュメンタリーとも微妙に異なる。 写っている画像も人間が創 作したものではなくカメラの登場以前から元々そこに有ったものだ。 こう考えて来ると何となく似ている 部分も有るけど異なる部分も多い。
 なお今回のアカゲラでフォトギャラリーが第800話となった。


 オオアカゲラ:フォトギャラリー第88回参照



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