フォト_ギャラリー

2018年02月07日 [ 第349回 ]

 ルリビタキ,ベニマシコ,カシラダカ,ミヤマホオジロ

 

 ルリビタキ(雄) Red-flanked Bluetail Tarsiger cyanurus

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:14.0cm

 翼開長:22.0cm

 分布:全国で漂鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:昆虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第332回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年1月24日

 撮影時間:10時37分33秒

 シャッタースピード:1/640秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:京都府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ベニマシコ(雄) Long-tailed Rosefinch Uragus sibiricus

 分類:スズメ目 アトリ科

 全長:15.0cm

 翼開長:21.0cm

 分布:北海道で繁殖。本州以南で冬鳥。

 生息環境:平地〜山地の草原、林など。

 食性:木の実、種子、昆虫など。

 フォトギャラリー:第346回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年1月23日

 撮影時間:10時23分40秒

 シャッタースピード:1/500秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 カシラダカ Rustic Bunting Emberiza rustica

 分類:スズメ目 ホオジロ科

 全長:15.0cm

 翼開長:24.0cm

 分布:本州以南で冬鳥。北海道で旅鳥。

 生息地:平地〜山地の林、農地など。

 食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。

 フォトギャラリー:第336回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2018年1月22日

 撮影時間:08時51分08秒

 シャッタースピード:1/500秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ミヤマホオジロ(雌) Yellow-throated Bunting Emberiza elegans

 分類:スズメ目 ホオジロ科

 全長:16.0cm

 翼開長:21.0cm

 分布:全国で冬鳥。

 生息地:山地の林など。

 食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。

 フォトギャラリー:第346回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2017年12月28日

 撮影時間:09時43分49秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 今季はルリビタキの雌タイプは見ているが雄がなかなか見られないなぁと思っていた。 この日行った ことの無い農村を歩いていたら集落の民家の陰から突如そのルリビタキ雄が飛び出して来て道沿いの 貯め池のフェンス上部に止まった。 目の前2mの至近距離に慌ててカメラを向けてシャッターを切った その瞬間脇からジョウビタキが飛び出して来てルリビタキを追い払ってしまった。 その結果の画像が これだ。 ジョウビタキにチャンスを潰されたと思ったがたまたまもっといい瞬間が撮れた。 このルリビ タキはジョウビタキのテリトリーに侵入してしまった様だが集落の中でルリビタキの居そうな立地ではな かったので予想外の出来事だった。 それっきりルリビタキの姿が見えなくなってしまったので罰として (?)ジョウビタキは没にしてやった。
 今季のベニマシコは警戒心が強いものばかりで苦戦していたがようやくそうでもない個体群に出会え た。 しかもここは自宅から徒歩僅か数分の所に有るブッシュだ。 余りに身近すぎてこんな所に野鳥 が居るとはイメージ出来ず、以前カメラの電源すら入れずに通りかかったらハイタカらしきが止まってい て撮り損ねたことが有る。 その反省からこの時はベニマシコを見逃さずに済んだ。 この日は移動し た先でも別の群れを見る事が出来た。
 カシラダカは保護色で落ち葉の中に紛れていた。 こうして見るとひときわ地味な野鳥だがカラフルな 野鳥だけが野鳥ではない。 地道に観察していればその生態など何か新発見が有るかも知れない。  一例として最後のミヤマホオジロ雌の行動は僕なりの発見で、この日は積雪のため水浴びが出来なか ったからなのか雪浴びしているとしか思えない行動が観察出来た。 この寒いのに体温を下げる必要 が有るのかどうかは疑問が残るが野鳥の感覚と我々の感覚とはだいぶ違う様だ。 6年ほど前真冬の 寒さに凍えながらオオワシを観察していたら嘴を大きく開けて体温を下げる冷却呼吸(パンティング)を 見たことが有る(下記余録参照)。 鳥類は汗腺が無く汗をかけないので体温を下げたり羽毛を洗濯し たりするために水浴びなどの行動をとる。 考えてみれば汗をかける動物は極めて少数派であり我々 人間は優れた体温調節機能に恵まれている。 だから長距離を歩くのが得意な動物なのだと思われ る。 それはさておき図鑑によれば野鳥たちは水浴びの他に羽虫の増殖を防ぐため砂浴、蟻酸を利用 して雑菌を抑えるため蟻浴などの行動をとるとされる。 砂浴は見たことが有るが蟻浴はまだ見てな い。 余談だがカラスの行水などと言うがカラスの水浴びはけっこう長いのを見たことが有る。 また小 雨覆、中雨覆、大雨覆はその名の通り雨水などを受け流す様な配列になっているとされる。


 ジョウビタキ:フォトギャラリー第332回他参照
 ハイタカ:フォトギャラリー第341回他参照

 余録;オオワシのパンティング
 



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