フォト_ギャラリー

2017年12月31日 [ 第343回 ]

トラツグミ,余録;ホンドギツネ

 

 

 トラツグミ Scaly Thrush Zoothera dauma

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:29.5cm

 翼開長:47.0cm

 分布:全国で留鳥または漂鳥。

 生息環境:平地〜山地の暗い林など。

 食性:ミミズ、幼虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第286回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2017年12月28日

 撮影時間:07時59分40秒

 シャッタースピード:1/400秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2017年12月29日

 撮影時間:08時09分14秒

 シャッタースピード:1/500秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 トラツグミで明けた今年のフォトギャラリー、奇しくも1年を締めくくるトリを務め有終の美を飾るのもこ の野鳥という事になった(フォトギャラリー第267回参照)。
 1枚目の撮影ポイントは年初の時とほぼ同じで、実はかなり高い確率で出ると想定して心の中で狙っ ていた。 しかし全てが絵に描いた様に行く訳ではないのもこの世界だ。 死角から突然至近距離に現 れたまでは良かったがご覧の通り枝が大きく被って隠れんぼ状態、しかも一瞬後には林の中へ逃げ込 んでそれっきりになってしまった。 雪絡みとは言えいかにもこのHPらしい(?)画像だがいつも繰り返 し述べている様にこれこそが野鳥たちのありのままの生態を捉えた自然な画像だから個人的にはまあ まあだと思う。 もちろんこれで満足した訳ではないが、だからと言ってもっといい画を得ようとしつこく 深追いしたり仕込みを仕掛けたりする気はさらさら無い。 そんな事をしても野鳥にもマイナスだし画も 不自然になるだけだ。 この画像も鉢合わせした瞬間だからこそリアルなんだと思う。 という訳でこの 日は潔くお店を畳んでこのまま終り翌朝またここへ行ってみたところ狙い通りまた撮影出来た。 その 結果が2枚目の画像で年初の時と同じ柿の木だ。 但し年初の時と同一個体かどうかは分からない。  早めに気付いたので近距離過ぎずほとんど警戒されずに撮影出来たし、ピーカンなら逆光の位置関 係だったが曇天だったお陰で光が拡散し見られる画になった。 積雪がレフ板の様な働きをするという ラッキーも重なった。 それにしても不思議なのはこの周辺には食べ頃の実のなった柿の木がけっこう 沢山あるのに何故ここにばかりトラツグミが来るのかという事だ(僕が他で見落としているという可能性 も有るが)。 恐らく人通りが少ないとか近くに逃げ込める林が有るとか複数の条件が揃っているから なのだろう。
 なお去年2月から歩数計アプリで測り始めた距離が2年足らずで累計5000kmの大台に乗り500 万2326m、716万1391歩に到達した。 去年2月以来のフォトギャラリー本編話数は293だから単 純計算で1羽の鳥(移入種を含む)を撮影する為に平均17km余り歩いた計算だ。 在庫写真も掲載 しているし移動手段の全てが徒歩ではないから実際はそれ以上という事になる。
 トラツグミに始まりトラツグミで締めたこの1年、今年はフォトギャラリーが年間77回168話を数え過 去最多を大幅に更新した(これ迄の記録は去年の54回131話)。 5日に1回以上のペースだ。 掲 載した野鳥の内容も酉年に相応しく例年以上に充実していたと自負している。 野鳥別の年間掲載回 数で最も多かったのは結局ハイタカだった(ハイタカは2013年にも最多だった)。
 来年は2008年から連載を開始したフォトギャラリーがいよいよ10年目の節目を迎える。 相手(野 鳥)の有る事なので思い通りに行かない事の方が多いが、薄っぺらいバードウォッチングモドキではな く10年目の佳節に相応しい臨場感溢れるフォトギャラリーにして行きたいと思う。

 今年のフォトギャラリー本編掲載回数ランキング(2回以下は省略)

 ハイタカ 8回:フォトギャラリー第341回他参照

 ミヤマホオジロ 7回:フォトギャラリー第342回他参照

 アオゲラ 6回:フォトギャラリー第342回他参照

 ノスリ 6回:フォトギャラリー第335回他参照

 ベニマシコ 5回:フォトギャラリー第342回他参照

 ルリビタキ 5回:フォトギャラリー第332回他参照

 マヒワ 4回:フォトギャラリー第340回他参照

 カシラダカ 4回:フォトギャラリー第336回他参照

 オオルリ 4回:フォトギャラリー第320回他参照

 キビタキ 4回:フォトギャラリー第320回他参照

 トラツグミ 3回

 アカゲラ 3回:フォトギャラリー第342回他参照

 ミソサザイ 3回:フォトギャラリー第341回他参照

 ヤマガラ 3回:フォトギャラリー第337回他参照

 ジョウビタキ 3回:フォトギャラリー第332回他参照

 コシアカツバメ 3回:フォトギャラリー第315回他参照

 アオバズク 3回:フォトギャラリー第310回他参照





 余録;ホンドギツネ
 

 このタイミングでたまたま撮れた。 来年の干支ではないが同じイヌ科という事でフォトギャラリーはト ラツグミからキツネに引き継いで新年を迎える事となった。 と言っても来年も野鳥たちが主役だからご 心配無く・・・



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