フォト_ギャラリー

2017年11月05日 [ 第327回 ]

 ハイタカ,ツミ,ノスリ

 

 

 

 ハイタカ Eurasian Sparrowhawk Accipiter nisus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄32.0cm 雌39.0cm

 翼開長:60.0〜79.0cm

 分布:本州以北で留鳥または冬鳥。

 生息環境:森林、農耕地。

 食性:鳥類、小型哺乳類など。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第313回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2017年10月25日

 撮影時間:15時17分32秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2017年10月25日

 撮影時間:15時17分40秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2017年11月1日

 撮影時間:11時40分18秒

 シャッタースピード:1/2500秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ツミ(雌成鳥と思われる) Japanese Lesser Sparrowhawk Accipiter gularis

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄27.0cm 雌30.0cm

 翼開長:51.0〜63.0cm

 分布:全国で漂鳥または夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の林、農耕地など。

 食性:鳥類、小型哺乳類、昆虫など。

 フォトギャラリー:第313回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2017年10月26日

 撮影時間:08時54分59秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ノスリ Common Buzzard Buteo buteo

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄52.0cm 雌57.0cm

 翼開長:122.0〜137.0cm

 分布:北海道〜四国で留鳥。その他で冬鳥。

 生息環境:平地〜亜高山の林。

 食性:小型哺乳類など。

 フォトギャラリー:第324回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2017年10月25日

 撮影時間:13時35分07秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 今年の8月にハイタカとツミのどうしようも無い画像を載せてしまったが(フォトギャラリー第313回参 照)、今回タカの渡りを観察していたらそのハイタカとツミが撮れた。 両者はオオタカなどと共にハイタ カ属というグループに分類されている近縁種だから外見がよく似ている。 8月に掲載した通り両者の 有力な識別点は初列風切の分離羽の枚数でハイタカは6枚、ツミは5枚だが8月には換羽中のハイタ カだったので今回は改めて通常の状態を掲載することにした(下記拡大写真参照)。
 ハイタカは前回サメビタキなどを撮影した日にそろそろ帰ろうかなと思いつつもう少し頑張ろうと空を 見上げていた時近い所から飛び立ち頭上の低い所でソアリングを始めたところを押える事が出来た。 頬にわずかながら橙色が見えるので雄の様にも見えるが雌にもこういうタイプが居るらしいしハイタカ は雌雄の識別が素人には難しいので判断は保留、胸に横斑が有るので成鳥と思われる(幼鳥の胸に は縦斑や三日月斑が有る)。
 ハイタカの3枚目は11月に入ってから同じ現場の近くでアカメガシワに集まる小鳥を撮っていたら小 鳥が集まるポイントをハイタカも知っているらしく不敵にも20mほどの所に生えている木に止まった。  ハイタカに限らずタカがこんなにカメラマンの近くに止まるのは極めて珍しい。 強烈な逆光に加えて酷 い枝被りだったが何とかなった(?)。 飛び去るまで短い時間だったが何とか枝に隠れていた顔を見 せてくれたし第三趾(中趾)が非常に長いハイタカの特徴も捉えている。 この前後にもこの個体と思わ れるものが何度か上空を飛ぶ姿が見えたのでこの現場に居付いている様だ。 頬に橙色味が無いの で上記とは別個体と思われる。胸が隠れているので成鳥か幼鳥かは不明。
 ハイタカの1枚目と2枚目を撮影した翌日ほぼ同じポイントで今度はツミが撮れた。 個人的にツミと はなかなか縁が無くてハイタカは頻繁に撮影しているのにツミは大阪府下では今回が初めての撮影と なった。 ヒヨドリ大の小型のタカなので撮影出来てもツミと確認出来る解像度の画像が得にくいという 事情も有った。 普段なかなかクリアに撮影出来ないがタカの渡りシーズンに狙えば可能性が高いとだ いぶ前からこの時季を待っていたところ今回その狙いがようやく当たった。 普通種であっても縁の無 い鳥はなかなかマトモに撮れないもので実はこの前日ハイタカと同じ日にも撮れるには撮れていたが 高いところを飛んだので遠くて余りにも不鮮明な画像しか得られず没にしていた。 こうもツキが無いと もう永久に撮れないのではないかという悲観的なイメージにさいなまれるが、いつかチャンスは巡って 来るものだ。 この個体は不鮮明ながら胸に横斑が見えるので雌成鳥と思われる。
 この時季は渡りの主役はやはりノスリだろう。 今季はやや少ない様に感じるが例年最も多く見るタカ だ。 上空高く飛んでいるところを撮影するとどうしても腹ばかり大きく写るが今回はやや正面に近いア ングルで何かを見据える表情まで捉えることが出来た。



 オオタカ:フォトギャラリー第241回他参照


 拡大写真;翼先分離羽
 ハイタカの翼先分離羽
 


 ツミの翼先分離羽
 



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