フォト_ギャラリー

2017年08月01日 [ 第308回 ]

 ハシボソガラス,ハシブトガラス

 

 ハシボソガラス(部分白化個体) Carrion Crow Corvus corone

 分類:スズメ目 カラス科

 全長:50.0cm

 翼開長:98.5cm

 分布:九州以北で留鳥。

 生息環境:市街地、農耕地、河川、林など。

 食性:雑食性が強い。

 フォトギャラリー:第250回他参照

 撮影難易度:★☆☆☆☆


 撮影日:2017年7月20日

 撮影時間:06時44分45秒

 シャッタースピード:1/1000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 

 ハシブトガラス(若鳥?) Large-billed Crow Corvus macrorhynchos

 分類:スズメ目 カラス科

 全長:57.0cm

 翼開長:105.0cm

 分布:ほぼ全国で留鳥または漂鳥。

 生息環境:市街地、海岸、河川、農耕地、山地など。

 食性:雑食性が極めて強い。

 フォトギャラリー:初登場

 撮影難易度:★☆☆☆☆


 撮影日:2017年8月1日

 撮影時間:13時15分09秒

 シャッタースピード:1/60秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:400

 撮影地:兵庫県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2017年8月1日

 撮影時間:13時19分20秒

 シャッタースピード:1/60秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:640

 撮影地:兵庫県

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR

 「何だカラスか・・・」などと言わず辛抱しておつきあい願いたい。 1年ほど前に目撃したハシボソガラ スの部分白化個体を同じポイントで久々に再発見した(フォトギャラリー第242回・第250回参照)。  通年観察出来れば留鳥である事を証明出来たところだったがその後何度もここを通ったのにぱったり と姿を見なくなっていた。 最後に見たのが去年の9月16日だったから生きているとしたらどこかに移 動した可能性が高いと思っていた。 健在なりという事は分かったがこの間どこに居たのかは不明だ。  季節移動していたのだとしたら夏鳥としてここに戻って来た事になるが実はずっとこの辺りに居たの にたまたま行き違いになっていたという可能性も残る。 普段よく通る場所なので留鳥と判明するかどう かは今後の観察次第だ。 10ヶ月ぶりなのであれから少なくとも1回は換羽しているはずだから単なる 汚れなどではなく部分白化に違いないことは分かった(たまたま同じ所を汚しているお茶目な奴という 可能性はゼロではないが)。 人間の食べる物なら何でも食べると言われるくらいだからゴミを漁ったり して余り良いイメージの無いカラスだがれっきとした野鳥だし個体を特定出来ると愛着みたいなものが 湧いて来る。
 誰でも知っている通りハシボソガラスと同様ハシブトガラスも黒い。 闇夜のカラスなどと例えられる様 に黒い鳥の代表みたいなものだ。 しかし光線状態によっては青もしくは紫色味の有る光沢を放つ。  この個体はたまたまこのタイミングで本日撮れたばかりだ。 若鳥なのか全体的に淡色で青味が強か ったので思わず撮影した(上尾筒には対称の位置に白斑も有った)。 今年生まれの幼鳥ならもっと判 りやすいはずなので(去年生まれの)第1回夏羽くらいかなと思って試しに帰宅後「ハシブトガラス 第1 回夏羽」でネット検索してみたが調べた限り全くヒットしなかった。 全国に野鳥ファンが何人いて何人 がネットに野鳥写真をアップしているのか分からないがまさか誰一人ハシブトガラスの第1回夏羽(そん なものは無いのかも知れないが)をアップする人が居ないとは思わなかった。 念のため第1回冬羽で も検索してみたが結果は同じだった。 身近すぎてほとんど誰も興味を持たないカラスとは言え上記の 通りれっきとした野鳥だ。 夏の暑い日も冬の寒い日も「自分は日本一野鳥が好きか?」と自問自答し ながら探鳥しているが、もしかしたらそうなのかも知れないなどと妄想してしまった。



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